平沢進、20世紀の傑作ソロ・アルバム2作品をカラーヴァイナルでアナログ化が決定
2021.8.18 16:00
7月に6年ぶりのニュー・アルバム「BEACON」を発表し、「フジロック」の出演も話題の平沢進。
日本コロムビア内のTESLAKITEレーベルから発表したアルバム「SIREN(セイレーン)」(1996)と「救済の技法」(1998)が、それぞれボーナス・トラックを含むカラーヴァイナルLP2枚組でアナログ化した。
「SIREN(セイレーン)」は、「Sim City」(1995)に続く「BANGKOK録音三部作」の二作目にあたるアルバム。タイの人魚(マーメイド/セイレーン)伝説をモチーフに、神としてのアンドロギュノス的存在など、神話的世界を描いた似非(シミュレイテッド)ワールド・ミュージックの傑作だ。Side Dには当時アルバムと同時発売されたシングル「サイレン」のカップリング曲とInteractive Live Show 1996 から「LOTUS」「LOVE SONG」を収録している。
そして「救済の技法」は、20世紀の平沢進ソロ最高傑作との呼び声も高い「BANGKOK録音三部作」の最終作。ニューラル・ネットワークにより統合された“全き人々”の世界の崩壊と“庭師KING”による救済を描いたインタラクティヴィ・ライヴを前提として組み立てられたコンセプト・アルバム。Side DにはTVアニメ「ベルセルク」の主題歌シングルから各ヴァージョンを収録している。