俳優・小越勇輝、ドラマ「弱虫ペダル」主人公・小野田坂道演じ「これから苦しい戦いが始まる」【インタビュー】

2017.8.25 19:00
俳優・小越勇輝、ドラマ「弱虫ペダル」主人公・小野田坂道演じ「これから苦しい戦いが始まる」【インタビュー】サムネイル画像!
(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/スカパー!・東宝・舞台「弱虫ペダル」製作委員会

自転車競技に青春をかける高校生たちを描いたマンガ「弱虫ペダル」。アニメ化・舞台化など様々な方面で展開されている同作品ですが、昨年に引き続き、ドラマ「弱虫ペダルSeason2」がBSスカパー!にて、8月より放送開始されています。

この中で、秋葉原に通うことが趣味のオタク少年でありながら、自転車競技と出会い、坂道を登るスペシャリスト“クライマー”としての才能を開花させていく主人公・小野田坂道を演じる小越勇輝さん。

E-TALENTBANKでは、そんな小越さんにドラマのことプライベートのこと、いろいろインタビューしました。

主人公・小野田坂道との共通点は「好きなことにまっすぐなこと」

ードラマ『弱虫ペダルSeason2』では、どんな物語が描かれるのか教えて下さい。

小越:Season2は大きく言うとインターハイの物語です。前作は小野田坂道に友達がいないところから、色んな人、自転車に出会い成長していく話でしたが、今回はレースです。前回は総北軸でしたが、箱学や京都伏見など新しいライバル校が増えて、熱い戦い、それぞれが成長していく物語が描かれています。

ー登場人物が増えるのは楽しみですね!主人公・小野田坂道を演じられる小越さんですが、坂道のキャラクターと自分との共通点・違う点を教えて下さい。

小越:共通点は好きなことにまっすぐなこと、違う点はオタクじゃない点です。(笑)

ドラマ「弱虫ペダル」第一話より
ドラマ「弱虫ペダル」第一話より

ー今回はインターハイの様子が描かれるとのことですが、自転車に乗るシーンが中心かと思いますが、トレーニングなどはどうされていますか?

小越:自転車を持っていないので、トレーニングは撮影期間が始まる前の自転車練習の時にやりました。あとは撮影で乗りながらです。前回、総北メンバーはトレーニングをやっているので、そういう慣れはあります。また、今回新しく集団走行をするので撮影中に教えてもらいながら実践してみたりすることが多いです。事前にトレーニングするのは、撮影期間が始まる前に行うことが主でした。

ー自転車に乗りながらのお芝居について、普通のお芝居と違う点や気を付けている点はありますか?

小越:乗りながらしゃべるのは難しいでしょ、と言われることが多いですが、そこまで難しさは感じていないです。ただ、漫画ではこうなっているとか、こういうふうに喋りかけたい、という時の自由度は下がるので、真後ろは向けないとか、首を思いっきり振れないとか、自転車や速度とのバランス、カメラカーとの距離感、など周りをすごく意識してやらないといけないのでそこがすごく難しいです。今回、物語がレースなので感情的になったりすることが多いですし、外で実際に撮影するのと合成で撮るのとは周りの環境が違うので、そこでのセリフのやり取りが難しかったりします。そこは特に意識しながらやっています。

ー撮影中の楽しかったエピソード、辛かったエピソードがあれば教えて下さい。

小越:大分で泊りがけの撮影した時は、大きな道路を封鎖して集団で走らせてもらい、お客さんもたくさんいて、その場でしか撮れない撮影だったので楽しかったです。そこで皆とバーベキューをしました。撮影じゃないところでのコミュニケーションが楽しかったです。辛かったことはまだ、これからだと思います。まだ、真波との戦いを撮影していないので、これから苦しい戦いが始まるんじゃないかなと思っています。

ー「弱虫ペダル」の登場人物の中で、一番共感出来る人は誰ですか?理由も合わせて教えて下さい。

小越:巻島です。人の見えないところで、人一番努力しているからです。人には見せないけど、そういうところで一生懸命やって、個性で戦っていく、そういう姿がいいなと思います。

ーここは注目!というポイントがあれば教えて下さい。

小越:全話注目だと思います。前回は総北がメインでしたが、今回、インターハイで話数も前回より長く、1話1話でメインの人いて、スプリンターが闘っているシーン、オールラウンダーが闘っているシーンなど、各キャラクターがピックアップされているので1話それぞれに見せどころがあります。そこが見どころだと思います。

ドラマ「弱虫ペダル」第一話より
ドラマ「弱虫ペダル」第一話より

ー俳優という職業を選んだ経緯を教えて下さい。

小越:おばあちゃんの友達がきっかけで3歳から始めました。中学校に入る時に、この仕事をどうするか自分で決めなさいと言われて、やりたいと言ったのが最初です。

ーこれまでの人生の中で転機だったと思う時期や出来事を教えて下さい。

小越:高校に入る時に、この仕事をずっとやってくためにどういう学校がいいんだろうと考えて、結果的に芸能コースのある学校に入りました。高校入ってすぐに大きい舞台に主演で決まりました。それで色々変わったなと思います。

ー今はまっていることやものはありますか?

小越:はまっていることは、料理です。ナスが食べたいと思ったら、料理は何にしようか調べて作ったりします。撮影があっても、朝、自分で作って食べりして、週2、3ぐらいします。
あとは、TVゲームです。撮影が終わって家に帰って30分ぐらいやります。オンラインでできるゲームを、弱虫ペダルの共演者としています。大河とか秋人とか庄汰君とかとやっています。

ー今、1か月のお休みがあったら何をして過ごしますか?

小越:最近、海外行く機会があって、海外旅行がしたいです。ハワイやバリ島、ロンドン、ニューヨークとかに行ってみたいです。国内でも沖縄とか行ったことないので行ってみたいです。行って違う世界観を感じて、非現実を浸る時間にしたいです。あとは映画とか観たいです。今、作品を丸一本観ることができないので、一気に観たいです。

ー今後、こうなりたい!というような理想像や憧れの人はいますか?

小越:10年後も20年後も役者をやって、観ている人を楽しませたいです。感動や、笑いなど、何かを与える素敵な役者でありたいですし、自分自身も楽しくやっていたいなと思います。

ー最後にファンの皆さんに一言お願いします。

小越:前回もすごく大変でしたが、今回はレースなので、全然違った大変さがあります。みんなその瞬間瞬間にかけながら、色んな思いでやっています。様々なこだわりをもってやっているので、1話2話どういう形になっているのか楽しみです。プロデューサーや監督からは「よかったよ」と言われていますが、実際に観ていないので自分も楽しみです。絶対、熱いインターハイ、素敵なドラマになっているので、楽しみにしていただけたらなと思います。

※場面写真は第1話より

【番組情報】

ドラマ「弱虫ペダルSeason2」
毎週金曜日夜9時から、BSスカパー!にて放送

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