生田絵梨花『明日はもっと、いい日になる』で好演光る!『ブラック・ショーマン』にも出演で破竹の勢い
9月15日の放送で最終回を迎えたドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)に出演した生田絵梨花。加えて、9月12日から公開された映画『ブラック・ショーマン』にも出演しており、活躍の場を広げている。本記事では、『明日はもっと、いい日になる』で生田が見せた演技や、『ブラック・ショーマン』で演じている役柄などに触れながら、彼女の女優としての可能性を探ってみたい。
2021年末に乃木坂46を卒業し、ソロアーティストとして活動しつつ、昨年放送の『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では地上波連続ドラマ初主演を務めるなど、女優としても精力的に活躍する生田。同作では、Z世代の高校教師・笹岡りおを演じ、仕事や恋に悩む等身大の“人間らしさ”をむき出しにした演技で話題を集めた。また、今年は松本清張の不朽の名作を映像化したスペシャルドラマ『天城越え』(NHK BS)で遊女・大塚ハナを熱演。骨太なミステリー作品でも女優としての実力を発揮している。
そんな生田が今クール出演したのが、海辺の児童相談所を舞台にしたハートフルヒューマンドラマ『明日はもっと、いい日になる』だ。彼女が演じたのは、心理学の視点から子供や親の心に寄り添う児童心理司・蒔田向日葵。第10話の終盤では、向日葵が虐待の疑いのある少年の父親に声をかけるも、突き飛ばされて階段から落ちて負傷してしまうという衝撃の展開に。11話では、幸い大事には至らなかった向日葵が、少年の顔にアザがあったことから虐待を受けている可能性が高いと指摘し、「助けてあげてほしい」と語るシーンが描かれた。自らが怪我を負っている状況でも子供を心配する優しさと芯の強さを併せ持つ向日葵は、視聴者からも愛されるキャラクターになったことだろう。
また、生田は9月12日公開の映画『ブラック・ショーマン』にも出演している。同作は東野圭吾の小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を原作とするミステリーエンターテインメント。元・超一流マジシャンの神尾武史(福山雅治)が、姪の真世(有村架純)と共に実兄の殺人事件の謎に挑む物語だ。同作で生田は、真世の親友である池永桃子を演じており、劇中では事件の容疑者の1人としても扱われるという。公式コメントでは、共演者である福山や有村の芝居や現場での振る舞いに刺激を受けたことを明かしており、実力派俳優が集結した同作への出演が生田にとって良い経験となったことがうかがえる。
今後は、10月9日からTHEATER MILANO-Zaで開幕する舞台『リア王』への出演も控えている生田。ドラマ・映画・舞台と、多方面で存在感を発揮する生田のさらなる飛躍に期待したいところだ。