なにわ男子、CMタイアップでも話題の新曲「NEW CLASSIC」MVはチャレンジが随所に光る意欲作に

2021年11月にCDデビューを果たし、1stシングル「初心LOVE」のMVが現在に至るまでに1億回以上再生されるなど、大きな注目を集めたなにわ男子。その後も「ハッピーサプライズ」「ダイヤモンドスマイル」といったラブソングで“王道アイドル”としての魅力を発揮しながらも、道枝駿佑が出演した『金田一少年の事件簿』（2022年／日本テレビ系）の主題歌である「The Answer」のMVでは、ドラマの雰囲気に合ったハードなダンスを披露。さらに昨年は西畑大吾が出演した『ノッキンオン・ロックドドア』（テレビ朝日系）主題歌である、作品の世界観とリンクしたミステリアスなミディアムナンバー『Missing』を発表するなど、多彩なジャンルの楽曲にもチャレンジしている印象だ。

そんな彼らの新曲「NEW CLASSIC」のMVが、3月29日にグループの公式YouTubeにて公開された。同曲のMVでは、カラフルなセットでダンスを披露するメンバーが、サビの部分ではセットから飛び出して撮影機材の置かれたスタジオでパフォーマンス。その後スタジオ内を移動し、やがてオーケストラに囲まれたステージでいきいきと踊る姿が描かれる。進学や就職など人生の新たな旅立ちに向かう人たちの応援ソングというコンセプトに沿ったMVと言えるだろう。

また、「NEW CLASSIC」はクラシックの名曲であるヴィヴァルディの作品「四季」の「春」をモチーフとしており、その要素が随所に盛り込まれているのもポイント。MVでは、オーケストラとの共演に加え、弦楽器の音に合わせた細かなステップのダンスや、入れ替わり立ち代わりポジションが変わるフォーメーションなども盛り込まれており、彼らにとって1つの新境地と言える楽曲となったのではないだろうか。そうした新たな挑戦が光る「NEW CLASSIC」のMVだが、一方でメンバー同士で顔を見合わせるお茶目なシーンや、足元にカラフルな花が咲き、ダンスに合わせて花びらが舞い上がるといったキラキラ感たっぷりな演出もあり、新たなステージへステップアップしながらも、“王道アイドル”としての魅力も変わらず発信し続ける、現在のなにわ男子を象徴する1曲に仕上がったと言えそうだ。

「NEW CLASSIC」やそのMVに対して、SNSでは、「オーケストラとJ-POPのミックスなのまさに”NEW CLASSIC”じゃん」「今までにない新しいなにわ男子」などの絶賛の声のほか、「新しいスタートにピッタリ」「新生活に踏み出す勇気を貰えました！」といった反響もあり、同楽曲が春にふさわしい、聞く人の背中を押すような楽曲となったことがうかがえる。新たなスタイルの楽曲への挑戦を経て、ますます輝いていくであろう彼らの今後の活躍に、ぜひ注目していきたい。