乃木坂46卒業発表の山下美月、ラストシングルにかける思いとグループに残してきた功績
2016年に乃木坂46の3期生として加入し、長らくエースの一人としてグループを引っ張ってきた山下。卒業を発表した2月17日のブログでは、「もう悔いはない!と 心から思えるようになったのが卒業を決めたきっかけです」と綴りつつ、「ようやく少し肩の力を抜いて生きることができるようになり 一人の人間としてここから歩いていこうと 前向きに決断しました」と、自身の未来を見据えた前向きな卒業であることを明かしていた。
山下は、乃木坂46としての活動以外に、女優業などでも存在感を発揮してきた人気メンバーの一人。そんな山下に憧れて乃木坂46に加入したという賀喜遥香は、自身のブログにて、「美月さんみたいになりたいな テレビや雑誌で見た時に抱いたこの感情があったから今私はここにいるんだなと思います」「もちろん先輩方も同期も後輩もみんなみんな大好きで尊敬するところばかりだけど、 私の中で美月さんはやっぱり特別なんです」と、思いを明かしている。また、山下の先輩にあたる卒業生の秋元真夏は、自身のラジオ番組で、山下は“プロのアイドル”だとして、「“カッコいい”っていう言葉が1番ピッタリ」と称賛していた。アイドルとして常に最前線で活躍してきた彼女がグループにもたらしたものは大きいはずだ。
そんな山下が表題曲センターを務める35thシングルは20人編成のフォーメーションとなっているが、注目ポイントはやはり3期生メンバーの11人全員が選抜入りを果たしたことだろう。山下は、「最後のシングルで、こういうフォーメーションを取らせていただけることはありがたいなという感謝の気持ちを持ちつつ、このシングルで一番先輩の代となった3期生も一皮むけれたら。いい先輩になって盛り上げられたら」と決意を明かしていた。また、今回初選抜となった吉田綾乃クリスティーは、「このタイミングだから吉田を選んでくれたっていうのもきっとあると思う」「私にしかできないことをこの期間でより見つけて、ちょっとずつこの場所を楽しめるようになれたらいいな」と意気込んでいた。今回のシングルは長らくグループを支えてきた3期生の集大成とも言える作品になりそうだ。
4月23日には2nd写真集『ヒロイン』の発売が決定しているほか、5月には卒業コンサートの開催も予定されている山下。グループを長らく牽引してきた山下は、最後までアイドルとして輝きを見せてくれることだろう。