5期生の井上和は初センターで躍進!さまざまな活躍で2023年を彩った乃木坂46メンバー
まず紹介するのは、5期生の井上和。5期生は昨年2月にグループに加入すると、5期生による冠番組『超・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)や、櫻坂46の3期生・日向坂46の4期生との合同イベント『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』などの出演を経験し、目まぐるしい時期を過ごしてきた。その中でも井上は32ndシングル『人は夢を二度見る』で初の選抜メンバー、続く33rdシングル『おひとりさま天国』では初の表題曲センターに抜擢され、一躍人気メンバーに。このタイミングで『週刊少年チャンピオン』『東京カレンダー』といった雑誌にも多数登場し、一気に存在感を増した。前述の『新参者』については、「頑張る理由があるって本当に幸せ もらったものをしっかりと返せるように頑張ります」などと公式ブログの中で明かしており、良い経験となったようだ。来年1月からはTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」内のコーナー「乃木坂LOCKS!」の毎月第1週目にレギュラー出演することも決定しており、この先もグループを牽引してくれることだろう。
また、3期生の久保史緒里は、NHK大河ドラマ『どうする家康』に、織田信長の娘・五徳役で出演したことで話題に。徳川家に嫁いで幸せに暮らしていたが、やがて数奇な運命に巻き込まれていくという難しい役どころを見事に好演した。同作の公式インタビューでは、自身が演じる五徳が内側に秘めた優しさについて語りながら、演じる上で意識したことも明かしており、役にまっすぐ向き合って撮影に臨んだことがうかがえる。32ndシングル『人は夢を二度見る』では山下美月とWセンターを務めたが、今年は個人活動も目立っていた。ニッポン放送のプロ野球中継番組『ニッポン放送ショウアップナイター』の初代公式応援マネージャー就任や、自身初のソロ写真集『交差点』の発売など、グループ内外で存在感を発揮。久保にとって2023年は躍進の年だったと言えそうだ。
同じく3期生の山下美月は、女優としての活躍が目立った1年だった。今年3月まで放送されていたNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』では、ヒロインの親友役を好演。さらに1月期のドラマ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)では元銀行行員のM&Aアドバイザー役、4月期のドラマ『弁護士ソドム』(テレビ東京系)では元結婚詐欺師役、6月期のドラマ『さらば、佳き日』(テレビ東京系)では実の兄を愛しているという秘密を抱える保育士役と、毎クールのようにドラマに出演。2024年も1月期のドラマ『Eye Love You』(TBS系)への出演が控えており、“恋愛マスター”のショコラティエ役を演じるが、女優業でどんどん経験を積んでいる山下がどのような演技を見せてくれるのか注目だ。
さらに、34thシングル『Monopoly』で賀喜遥香と共にセンターを務めた4期生の遠藤さくらも各所で活躍を見せていた。10月に発売された1st写真集『可憐』が、日本出版販売株式会社調べの年間ベストセラーランキングの写真集部門で1位を獲得するなど、既にグループでの存在感は抜群。ドラマ『トラックガール』(FOD)にて主演を務めたことに加え、NHK連続テレビ小説『らんまん』にも出演した。槙野万太郎(神木隆之介)と槙野寿恵子(浜辺美波)の娘・槙野千歳役を好演した遠藤は、同作への出演について、ラジオ番組の中で「なかなかない機会だから挑戦できてよかった」と明かしており、影響力の大きい朝ドラへの出演が貴重な経験だったことがうかがえる。今後もマルチな活躍を見せてくれることだろう。
2023年も、多くのメンバーが多方面で存在感を発揮した乃木坂46。1~2期生が全員卒業し、どのように新しいグループ像を提示していくかが求められる中、それぞれが個性を活かして活躍している姿はファンの目にも頼もしく映っているのではないだろうか。来年の乃木坂46にも期待が高まる。