話題沸騰!『パリピ孔明』上白石萌歌ら音楽経験豊富なキャストがもたらすリアリティと説得力
中国三国時代の名軍師・諸葛孔明と歌手を目指す少女の奮闘を描いた音楽青春コメディー『パリピ孔明』(フジテレビ系)。アーティストとしても活躍している出演者が顔を揃えており、作中で披露する本格的なパフォーマンスも話題を呼んでいる。本記事では、そんな本作の音楽面での魅力にスポットを当てたい。
『パリピ孔明』は、累計発行部数160万部を突破した、『ヤングマガジン』(講談社)にて現在も連載中の人気同名コミックをドラマ化した作品。三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井理)が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリーだ。“adieu”名義でアーティストとしても活躍し、ライブの開催など精力的な音楽活動を行っている上白石萌歌は、孔明との出会いをきっかけに音楽の才能を開花させていく少女・月見英子を演じている。10月4日に公開された、彼女が“EIKO”として歌唱する楽曲『DREAMER』のMVは120万回以上も再生(2023年10月25日現在)されるなど、透明感のある歌声が話題だ。
また、10月18日に放送された第4話では、バンド・ペトロールズの活動に加え、数々のアーティストのサポートギタリストとしても活躍する長岡亮介が、すご腕編曲家のスティーブ・キド役で登場。オリジナル曲を完成させるべくレコーディングスタジオを訪れた英子とキドが、歌とギターでセッションするシーンには、視聴者から「めっちゃ素敵だった」「まじセッションじゃん!贅沢すぎでは????」「痺れる」などの多くの反響があった。作中ではその後、英子はキドから「君は自分がないね」「君の歌から君が見えてこない。その意味がわかるまで来なくていい」と言われてしまうが、10月25日放送予定の第5話の予告映像では、英子が再びキドの前で歌おうとしているような場面も公開されており、上白石が英子の成長をどのような歌声で表現するのか、期待が高まる。
さらに本作には、ELLY(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)がヒップホップ界のカリスマ・赤兎馬カンフー役、関口メンディー(EXILE・GENERATIONS from EXILE TRIBE)が歌って踊れるスーパーアーティスト・前園ケイジ役で出演している。ヒップホップアーティスト“CrazyBoy”名義でも活動するELLYと、パフォーマーとして2つのグループで活躍する関口は、その経験を大いに活かして作中で迫力あるパフォーマンスを見せており、「ダンスも歌もラップも最高」「ラップめちゃくちゃカッコいい」といった称賛の声を集めた。彼らの本格的なパフォーマンスが音楽をテーマにする作品のリアリティを底上げしていると言えそうだ。
他にも、昨年放送されたドラマ『君の花になる』(TBS系)で、作中に登場するボーイズグループ・8LOOMのメンバーの1人として実際の音楽活動も行っていた宮世琉弥や、バンド・女王蜂のボーカルのアヴちゃん、“MORISAKI WIN”名義でソロアーティストとしてもデビューしている森崎ウィンらが出演している。経験豊富なキャスト陣の存在が、音楽をテーマにした同作のリアリティや説得力に一役買っているのではないだろうか。ストーリーが中盤に差し掛かる『パリピ孔明』が作り出す音楽ドラマの新たな形に注目だ。