乃木坂46与田祐希『OUT』『量産型リコ』に出演決定!女優業でグループを引っ張る頼もしい存在に
映画『OUT』は、累計発行部数650万部を突破した『ヤングチャンピオン』(秋田書店)で連載中の漫画の実写映作品。過去に暴走族「東京狛江愚連隊」特攻隊長として“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也(倉悠貴)が出所後に更生していく中で、様々な人々と出会い、成長していくというストーリーだ。与田が演じるのは、作中に登場する暴走族「斬人」5代目総長の妹で、ボウリング場で働くヒロイン・皆川千紘。“人生で1番明るい髪色”にして撮影に臨んだという与田だが、今回演じる千紘は与田にとって、“自分にはない強さを持った役柄”だといい、「人間の強さと弱さ かっこよさとダサさ 優しさと怖さを全身で感じた刺激的な日々でした」と公式ブログで綴っていた。同作の撮影は、与田にとって実りある経験となったことだろう。
乃木坂46の人気メンバーとして活躍しながら、これまでドラマ『モブサイコ100』(テレビ東京系/2018年)や映画『ぐらんぶる』(2020年)、ドラマ『日本沈没-希望のひと-』(TBS系/2021年)などの作品に出演し、女優としても活躍してきた与田。『OUT』で監督・脚本を務めた品川ヒロシは、与田をキャスティングした決め手について、「千紘は、存在感が大事だと思いました。暴走族の喧嘩のど真ん中に入っていっても負けないオーラを持つ与田祐希の光」と公式コメントの中で明かしており、彼女がこれまでの経験で培ってきた存在感が、良い方向へ働いたことがうかがえる。同作の出演オファーを受けた際は、不安を感じつつも、「全力で向き合って、ぶつかっていきたい」と意気込んでいた与田だが、これまで演じてきた役とイメージの異なる千紘役での熱演に期待したいところだ。
また、与田は6月29日深夜から放送されるドラマ『量産型リコ–もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』では、昨年放送されたドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』から継続する形で、主演を務めることが決まっている。今作は、前作とは別の“もう1つの世界”を生きる小向璃子の成長を描いたホビー・ヒューマンドラマ。与田は、大学時代に友人と立ち上げたスタートアップ企業「ドリームクレイジー」の社長として奮闘する璃子を演じる。今回共演した望月歩と前田旺志郎について、与田は「実際にも同い年で1年ぶりにまた共演させていただくので現場での空気感も役と近いところがありとても心強い存在です」と語っており、前作からの継続キャストもいる本作では、与田もリラックスして撮影に臨むことができているのではないだろうか。
今年は女優としての活躍にも注目が集まりそうな与田。彼女と同じ乃木坂46の3期生には、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で存在感を発揮した山下美月や、現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演する久保史緒里などがいるが、与田もまた、女優業での活躍でグループを引っ張っていってくれそうだ。