『虹プロ』出身のYUNA、デビューから半年で見据える“未来”「幸せな感情を届けられるアーティストになりたい」

2023.2.22 18:00

ソニーミュージックとJYPによる共同プロジェクト「Nizi Project」でファイナリストとなり、一躍注目を浴びたYUNAさん。

2022年、ABEMA人気恋愛リアリティー番組「彼とオオカミちゃんには騙されない」に出演してZ世代から支持を得た彼女は、同年夏に日本でソロアーティストとしての活動を開始することを発表し、日本テレビ系音楽番組「MUSIC BLOOD」内のコーナー「THE NEXT UP〜次は君だよ〜」での密着企画にてデビューに至るまでの道のりを公開。こちらも大きな注目を集めました。

そんなYUNAさんが2月3日に2nd Digital Single「Dancing with me」をリリース。今回は、YUNAさんに、新曲「Dancing with me」についてや、先日開催されたショーケース、またプライベートについてなど語っていただきました。
 

◆「自分の頭の中にしかなかったメロディーが、一つの曲として出来上がったことが本当に嬉しかった」

ーー2月3日に2nd Digital Single「Dancing with me」をリリースされました。まずこちらの曲について、テーマとどんな曲なのかを教えてください。
 
YUNAさん(以下:YUNA):現代社会では疲れや傷ついた心を抱えている方がたくさんいらっしゃると思います。せめて、この曲を聴いている間くらいは弱みを曝け出して、癒されてほしいという想いを込めて創りました。

メロディー部分では、City popをベースジャンルに、聴いてくださる方が思わず踊りだしてしまうような特徴的で深みのあるものになるよう心がけましたね。
 
ーーこの楽曲ではYUNAさんご自身が作詞・作曲を手掛けられています。作詞は前作「My Boom」に引き続き、作曲は今回が初参加でした。楽曲制作に関わった感想を聞かせていただけますか?
 
YUNA:作詞は2作目でしたが、まだまだ日本語が未熟な自分を実感しました。本当に難しかったです。

そして今回初挑戦した作曲は、頭の中にあるアイディアを現実化することが楽しくもあり大変でした。作業を進めながらこれが正しいのか分からないと考え込んでしまう瞬間も沢山あって…。

特に私は楽器が堪能ではないので、最初のステップだったプロデューサーさんへ送るサビのメロディーにもとても長い時間がかかって、苦労した印象が強いです。

そんな時を経て、曲が完成した時は不思議な感覚でしたね。
自分の頭の中にしかなかったメロディーが、一つの曲として出来上がったことが本当に嬉しかったです。
 
ーー楽曲制作はどのように進めていったのでしょうか?
 
YUNA:まず私から(アレンジを担当した)Carlos K.さんに今回のコンセプトや音楽のジャンルをお伝えして、メインになるサビのメロディーを制作しました。

その後、Carlos K.さんと一緒に曲全体のコンポーズとトラックを作る作曲セッションをさせていただいて。私の頭の中にあったAメロやBメロのメロディーをお伝えし、Carlos K.さんにコード進行や展開などのアドバイスをいただきながら完成させていった形です。
 
ーー「Dancing with me」で、YUNAさんのお気に入りの歌詞を教えてください。
 
YUNA:「当たり前にされてしまった痛みに決して慣れて耐えなくていいの」。

少し長いですが「Dancing with me」を聴いてくださる方へ伝えたかったメッセージを表している、この歌詞がいいかなと思います。
 
ーーファンの方にとっては待望の第2弾シングルだったかと思います。発表した際にはどんな反応がありましたか。
 
YUNA:「Dancing with me」のジャンルがCity popということで、ファンの方々の中でも懐かしい感じのメロディーという感想がありました。

初の作詞作曲でしたが、ファンの皆さんが受け入れてくださってとても嬉しかったです!

◆ファンとの交流で得た不思議な感覚「誰かに元気を伝えられるのって本当に嬉しくてありがたい」

YUNA
YUNA

ーー「Dancing with me」リリースの翌日2月4日には、東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて「YUNA 2nd Single “Dancing with me” Release ShowCase 2023」も開催されました。無事に終えられた今の心境はいかがですか?
 
YUNA:そうですね。まず今回も沢山の方々が、色んな場所からわざわざ応援しに来てくださったので感謝の気持ちしかないです。

ショーケースステージに関しては、あともう少しで完璧だったかも…と思う部分もありましたが、準備したことは披露出来たと思うのでやりきったという気持ちです。
 
ーー全てが思い出深い1日になったかと思います。特に印象に残っていることがあれば教えてください。
 
YUNA:ショーケースが終わったあとファンの方々と交流できる時間が少しありました。そのお話しの中で、私の曲を私が知らない所で、たくさんの方が聴いてくださっていることに、改めて気付かせていただいたんです。

ファンの方々の中には、初めての方も1年ぶりにお会いできた懐かしい方もいらっしゃいました。去年行ったファンミーティングの時は受験生だった方が立派な大学生になっていらしたり、1人で観に来てくださっていた方が今回はお腹の赤ちゃんと共に会いに来てくれたり。

色んな方々がそれぞれの1年間を過ごされる中で、私の曲を聴いて元気をもらったと言ってくれて本当に感動しました。

デビュー曲の「My Boom」は受験応援ソングでも胎教音楽でもない曲ですが(笑)、その曲を聴いて「頑張れた」とおっしゃっていただけて、嬉しいのと同時に自分のことではないようで、言葉ではよく説明できない不思議な感覚になりましたね。

誰かに元気を伝えられるのって本当に嬉しくてありがたい事だなぁと思いました。

◆ソロアーティストとして今は「自分の音楽スタイルを見つけている最中」

ーーそして、昨年には日本テレビ系音楽番組「MUSIC BLOOD」での密着企画を経て、ソロとしてアーティストデビューを果たされています。この時の心境はいかがでしたか?
 
YUNA:もちろん楽しみ!嬉しい!という感情が大きかったです。

ただ、今までとは違う環境でやっていく事が決まった時期でもあったので不安もありました。私はイメージより意気地なしで弱いところも多いんです(笑)。

それでもポジティブな感情が先立つ事ができたのはファンの方々の愛や応援があったからだと思います。
 
ーーソロデビューを果たしてから半年が経とうとしていますが、その間に心境や考え方の変化はありましたか?
 
YUNA:まだ始まったばかりなので、自分の音楽スタイルを見つけている最中です。

ソロアーティスト活動では、自分が直接楽曲制作に参加させていただく機会が多くなったので、これから色んな事を学んでいきたいと思っています。

◆イベントごとで気づいた韓国と日本の面白い“意識の差”

YUNA
YUNA

ーー故郷の韓国を離れ、日本での生活を送られていると思いますが、環境には慣れたでしょうか?また、実際に生活してみて、韓国と日本の違いで特に印象深かった点や出来事があれば教えてください。
 
YUNA:色々ありますね。つい最近気づいたのは、私が思っていたより日本ではバレンタインが大きいイベントで、ポッキーデー(11月11日)はそうでもないって事です(笑)。

韓国ではポッキーデーは関心が高いイベント。お店ではイベントポッキーやセットなどを販売していて、それをプレゼントし合う事も多いんです。でも、日本ではそこまで大きなイベントごとではないですよね?

なので、去年の11月11日に、日本にいた私は「ポッキーデーなのに1個も貰っても渡してもない事に気がついて、なんとなく寂しい気持ちになった」ということを日本人の方に話したら「(ポッキーデーに)プレゼントすることはあまりないんじゃない?」と言われ、イベントに対する意識の差があると気づきました。

逆にバレンタインデーは韓国より日本の方が重要なイベントとされている気がします。
今の私にはあまり関係ない日ですが(笑)。
 
ーー休日はどのように過ごすことが多いですか?お気に入りのお出かけスポットなどがあれば教えてください。
 
YUNA:休日はとにかく家から出ないことが多いですね(笑)。理由は特にないのですが、家でのひとり時間が楽しいと感じちゃうので、そうしています。ためておいたアニメや、YouTubeとか見て過ごしているのが、とても楽しいんです。

お出かけは、近所をぐるっと一周散歩したりしています。
あと本屋さんとかに行く事が好きなので、散歩の途中に寄ったりもしますね。
 
ーー今年のプライベートでの目標ややってみたいことを教えてください。
 
YUNA:怪我も病気もせずに健康な1年を送りたいです!健康じゃないとやりたい事もできないからです。

◆ファンの存在は「今までも、この先も、私が前に進んで行く理由であり、意味です」

ーーお仕事で今年挑戦したいこと、また目標を教えてください。
 
YUNA:まだ挑戦していない分野が多いので、できる範囲で色々挑戦してみたいです。

今の自分の中ではいつか機会があれば声優にも挑戦できたら素敵だなという夢があります!
 
ーー将来、どんなアーティストを目指したいですか?
 
YUNA:皆さんの日常の中に少しでも幸せな感情を届けられるアーティストになりたいですね。
 
ーー最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。
 
YUNA:いつも心からの愛や応援を届けてくださって本当にありがとうございます。

皆さんは今までも、この先も、私が前に進んで行く理由であり、意味です。
今年もまた直接お会いできる日がくるよう頑張ります。

大好きです!

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