4年ぶり来日公演決定のQuicksand、メンバー・Walter Schreifelsの独占インタビュー到着
今年11月、2018年以来4年ぶりに来日公演「QUICKSAND JAPAN TOUR 2022」を開催するポストハードコア:レジェンドQuicksand。
昨年、バンドは前作『Interiors』に続き、『Distant Populations』をリリース。パンデミックを乗り越え、全米ツアーも成功を収めた。
今回は、メンバーのWalter Schreifelsの独占インタビューが到着。彼らの今を、来日前に語ってもらった。
ーー前作『Interiors』に続き、早い段階で最新作『Distant Populations』がリリースされましたが、間をあまり空けずにリリースした意図はありますか?
『Distant Populations』をもっと早くリリースしたかったんだけど、パンデミックで少し延期することになってしまったんだ。『Interiors』のツアーの後、僕たちはより自信を持ち、一緒に新しい音楽を作ることにとてもエキサイトしたんだ。現段階では、新鮮なクリエイティブ・ダイナミズムを構築できたから、それを発展させ、共有することに興奮しているよ。
ーー今作の制作にあたり、アルバムや楽曲のコンセプトなど教えてください。
楽曲のコンセプトは、曲をタイトにしながらもパンチを効かせることだったので、『Interiors』よりも少しヘヴィーになった気がするよ。歌詞は、現代社会で人々がどのようにつながっているか、多くの点でより親密でありながら、注意散漫で疎外されているというアイデアから生まれたものなんだ。
ーープロデューサーにはWill Yip氏を起用しましたが、Will氏にお願いした経緯を教えてください。また、Will氏との制作エピソードなどを聞かせてください。
ウィルとは『Interiors』で素晴らしい経験をしたから、僕たちのクリエイティブな関係を次のレベルに進めることにしたんだ。その自信から始まって、さらにそれを押し進めるのは素晴らしいことだったんだ。また一緒に仕事をすることは当然の流れだったよ。
ウィルは常に曲に対してのサーブが、とっても仕事の流れとして優れているんだ、常に前進しているような感じなんだけど、だらだらとストレスがたまるような感じがしないんだ。これは、彼が一緒に仕事をするすべてのバンドが受けているつかみどころのないスキルで、その化学反応はそれぞれのバンドに唯一のものであり、素晴らしいものを引き出しくれるんだ。
ーー既に本国アメリカでは『Distant Populations』ツアーをされたそうですが、オーディエンスの反応などいかがでしたか?
ツアーは楽しかったよ。コロナに感染するかもしれないというストレスはあったけど、管理を厳重にして、幸運にも誰も感染することはなかったんだ。僕らのファンは素晴らしく、多くの人がパンデミック以来の初めてのショーで、僕ら全員にとってとても特別で楽しい時間だったよ。
ーーまた、久しぶりのツアーだったと思いますが、バンドにとってこのコロナとの戦いはどのような影響をおよぼしましたか? コロナの影響でライブができない間は、メンバーはどのような活動をされていましたか?
コロナは僕たち全員の生活に大きな影響を及ぼしたよ。僕たちは、ツアーができる時期を待つために、しばらくレコーディングを控えて、パンデミックの間、連絡を取り合い、アルバムを完成させるために時間をかけたんだ。僕はとても幸運でニューヨーク郊外の田舎に滞在する場所があり、家族と良い時間を過ごせた。とはいえ、ツアーが恋しくなったし、日本に戻るのをとても楽しみにしているよ。
ーー前作は「Interiors』リリース後、勢力的にツアーを行ったそうですが、世界各国での反響など聞かせてください。
世界中で演奏するのは素晴らしいことだよ。『Interiors』ツアーではどこにでも行ったよ。特に日本に戻ってこれるのは嬉しいし、初めて南米でツアーができたのも素晴らしい経験だった。
ーー『Distant Populations』ツアーでは、サポートギターにCAVE INのStephanが加入していますが、彼が参加した経緯を教えてください。
スティーブとは何年も前から知り合いで、彼のギタープレイのファンなんだ。この新しいアルバムでは、サウンドをより充実させ、よりアルバムに近いものにしたかったから、スティーブは自然にフィットしたんだ。彼と一緒に演奏するのは最高の時間だし、ファンも喜んでくれているので最高だよ。
ーーWalterは伝説のバンド『Gorira Biscuits』のギターも担当していますが、Quicksandも忙しく、どのように両立されているのでしょうか?
プロジェクトが多岐にわたるため、スケジュールを組むのに気を使うかな。実際のところ、さまざまなプロジェクトが僕のクリエイティビティを高めてくれているように感じるし、とても楽しいよ!
ーー4年ぶりの日本ツアーですが、日本について何か印象があれば聞かせてください。
ああ~あれから4年経ったなんて信じられないよ!僕は日本で最高の時間を過ごし、たくさんの素晴らしい友達との思い出があって、日本は毎回ツアーで訪れる場所の中でのハイライトで、プレイできることが光栄だよ。実は、今回の『Distant Populations』のアルバムカバーはインスピレーションを受けた日本人のTetsunori Tawarayaさんに依頼したんだ。
ーー最後に日本のファンへ一言お願いします!
久しぶりに日本でプレイできることを本当に楽しみしているよ、ファンのみんなに会えることが待ちきれないよ!
インタビュー by Anzu Tsugahara
【ライブ情報】
■2022年11月12日公演 with Endzweck
【開場・開演】
18時・19時 渋谷GRIT
【チケット】
前売り:5,800円 ドリンク代別
一般発売日:7月1日 10時
当日券:未定
■2022年11月13日公演 with The Firewood Project
【開場・開演】
18時・19時 渋谷GRIT
【チケット】
前売り:5,800円 ドリンク代別
一般発売日:7月1日 10時
当日券:未定