洋楽カバーバンド・THE JUGGLER、名曲を演奏する“喜び”語る「新しい世界観の虜になりました」

2021.5.31 18:00

昨年から続く世界的な新型コロナウイルスの感染拡大は、日本の音楽業界にも多大なる影響を及ぼし、活動が止まってしまっているアーティストなどが多くいます。
 
逆にその中で偶然生まれて新しく成長してきた音楽の形があるのはご存知でしょうか?去年の11月に結成されたcover band「THE JUGGLER」もその1つです。
 
最初は歴戦のミュージシャンの腕が落ちないように始めた“アソビ”でしたが、リハーサルを重ねる度に精度が増し、3月からは自ずとLIVE活動が始まりました。
 
世界中にファンを持つDo As Infinityのギター・大渡亮さん、ヴォーカルのSixTONESへの楽曲提供などでも注目のウクレレシンガー・KAIKIさんを中心に、メンバーには日本のみならず中国でも精力的に活動していたベーシストの渋谷有希子さん、ほぼ毎日ライブというセッションドラマーの松本淳さん、サウンドプロデューサーとしての評価も高いキーボード&マニピュレーター・鐘撞行孝さんらが名を連ねます。
 
6月2日(水)に予定されているライブでは、無料でのYouTube生配信が決定しました。
 
今回は、THE JUGGLERを代表して、大渡亮さんとKAIKIさんに、このコロナ禍において月2回を目標としているライブなどについてお話を伺いました。

ーーここ1年くらいのご自分の活動なども含めて、“THE JUGGLER”に参加したきっかけなどを教えてください。
 
大渡亮さん(以下:大渡): 近年、Do As Infinityの活動と並行してセッションライヴをやっていました。年々高まっていくギター熱の放出と修行という事ですね(笑)。とにかくステージでギターを弾いていたいんですよ(笑)。

そんな中、Do As Infinityのプロデューサーでもあった原田氏(現・音楽事務所ジャグラー代表取締役)から「洋楽のカバーバンドみたいな事やりたいんだけどどう?」って(笑)。

私、ギターはもちろんのこと、無類の音楽ファンでもあるので二つ返事でお受けした次第です。
 
KAIKIさん(以下:KAIKI): 2020年の4月頃、以前お世話になった事務所を辞めてフリーで活動を始めた矢先にコロナ禍でイベントや自主ライブが中止になったこともあり、この1年、個人の活動は配信にシフトしていました。

そんな中、活動初期からお世話になっていた原田さんにお声がけいただき、人前で歌えるこんなありがたい機会は無い!とすぐお受けしました!
 
ーー“THE JUGGLER”は80’s~90’sの洋楽カバーバンドですが、実際に昔のヒット曲を演奏してみた感想はどうでしたか?
 
大渡:「名曲には理由がある」と痛感するばかりです!
リズム、ハーモニー、コードワークと改めて勉強させてもらっています。
 
KAIKI:自分が知っている曲はあまりなく、最初はインプットするのに少し苦労しましたが、知れば知るほどこの時代の音楽のカッコ良さや、固定概念をぶち壊した、僕にはある意味新しい世界観の虜になりました。

大渡亮さん
大渡亮さん

ーー沢山のレパートリーがあると思うのですが1番好きな曲はどれですか?
 
大渡: 難しい質問ですね(笑)。「Easy Lover」 や 「Reflex」 は洋楽聴き始めの頃リアルタイムで聴いていた曲なので思い入れが強いかな?
 
KAIKI:今では沢山あって選べませんが、好きな映画 『Back to the future』でも流れていた、「The Power of Love」は大好きです!
 
ーーでは、演奏して一番難しい曲はどれでしょう?
 
大渡: 「Rosanna」 のエンディングのギターソロは毎回挑戦ですね。

完全にアドリブなので良かったり良くなかったり(笑)。現在、打率を上げるべく日々奮闘中です(笑)。
 
KAIKI:正直8割の曲は難しいのですが、強いて言うなら「Centerfold」ですね!(笑)

J. Geils本人のライブ映像を調べても、毎回歌い方が違ったり、歌ってなかったりして、自分の中に歌い方を落とし込んでパフォーマンスするのが難しい印象です!

ーー他のメンバーの皆さんの第一印象はどうでしたか?
 
KAIKI:初めてご挨拶させていただいた時から、皆さん年齢関係なく対等に、気さくに接してくださいました。

演奏やパフォーマンスの面でも真剣に向き合う姿勢など、毎回本当に沢山の事を学ばせていただいていますね。
 
ーーライブに来て下さる観客の方に対して、どんな思いでいらっしゃいますか?
 
大渡: こんな状況の中来場していただいて、感謝してもしきれないです…。いつもありがとうございます。
 
ーー現在、渋谷LIVING ROOM CAFE&DININGをホームとして活動していらっしゃる様子ですがどんな場所なのでしょうか?
 
KAIKIKAIKIとしても何度もライブをさせていただいている場所で、プライベートでもよくお世話になっているので、渋谷で1番居心地のいい僕の大好きなお店です!!

このご時世でライブの機会をいただけていて本当に感謝です!!!

KAIKIさん
KAIKIさん

ーー“THE JUGGLER”の活動は、後に自分の活動にはどう影響すると思われますか?
 
大渡: 曲は知っていたけどバンド演奏は初めてという曲が多いので、自身のプレイアヴィリティの向上やキャパシティを更に広げてくれる事になっていくと思います。
 
KAIKI:この時代の曲を歌い上げるレベルまで自分の身体にインプットする機会はなかなかないので、ウクレレシンガー・KAIKIとしての活動はもちろん、作家としての活動の中で提供させていただく楽曲にも、既にかなり良いvibes、影響を得られています。
 
ーーこのバンドでの抱負など教えてください。
 
大渡: 洋楽と共に青春を歩んで来た世代、洋楽を知らない世代、双方にアピールしていきたいですね!

【ライブ情報】

【LIVING LIVE】THE JUGGLER (tribute band)

◆日時
6月2日(水)
1st 18:00~
2nd 19:00~

◆開催場所
渋谷LIVING ROOM CAFE&DINING

◆ミュージックチャージ
1000円

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