池田エライザ、主演映画『リライト』まもなく公開!自然体で挑んだ“引き算の演技”に注目

2025.6.5 20:00
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池田エライザ/(c)E-TALENTBANK

6月13日より公開の映画『リライト』で主演を務める池田エライザ。昨年は話題作への出演が相次ぎ、若手の実力派女優としてますます輝きを増している印象だ。本記事では、そんな彼女の近年の活躍を振り返りつつ、最新出演作となる『リライト』の注目ポイントも紹介したい。

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女優として活躍しながら、“ELAIZA”名義で音楽活動も行う池田。近年は話題作への出演が相次いでおり、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)では、逃げるように端島へとやってきた謎多き女性・リナ役を務め、劇中では「端島音頭」の歌唱シーンにも挑戦した。また、大ヒットしたNetflixの配信ドラマ『地面師たち』では、詐欺事件を追う警察役を演じると、綾野剛や豊川悦司といった実力派キャスト陣に囲まれながらも、若手として独自の存在感を発揮していた。

なお、池田は同年に放送された、三浦しをんのベストセラー小説『舟を編む』原作の連続ドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります~』(NHK)にて、人気ファッション誌の編集部からくせ者揃いの辞書編集部に配属され、翻弄されながらも辞書編さんの仕事にのめり込んでいく岸辺みどりを演じると、「演技が自然で良い」「はっきりしてるだけでなく繊細さもあっていい感じ」などと多くの視聴者の心を捉えた。放送時も評価の高かった同作だが、今年5月にはドイツベルリンで開催された「ワールドメディアフェスティバル」でも金賞を受賞し、池田も自身のInstagramの投稿にて、「日本語の奥深さを取り扱う作品が海外で評価いただいたことを大変光栄に思います」と喜びを綴っている。6月17日から同作が再放送されることもアナウンスされているだけに、『舟を編む』の魅力が今後さらに広まっていきそうだ。

2024年はヒット作への出演が続いたことで、女優としての実力が広くお茶の間にも知れ渡った年となった池田だが、そんな彼女が次に出演するのが、“SF史上最悪のパラドックス”として評判を呼んだ法条遥の衝撃作を原作とした、6月13日より公開の映画『リライト』だ。同作で池田が演じるのは、小説家の石田美雪。彼女は高校3年生の夏に未来人の園田保彦(阿達慶)と出会って恋に落ち、タイムリープを経験する。それから10年後の現在、保彦に書くと約束した小説を完成させ、タイムリープしてくる自分を待っている…という役どころだ。

池田は公式コメントの中で、同作について、「映画の撮影なのか、別世界で別の私の人生を生きているのか…。わからなくなるほどの穏やかな時間を過ごしました。」「美雪として過ごした日々は1年以上経った今も鮮烈に残っています。」と語った。また、映画の完成披露試写会では、「これまで特殊な役をやってきたけど、高校生をやるということで、何かを足すことは出来ない。あくまで引き算を意識して、『いつから私はすっぴんで出て良いことになったんですか?』と確認しちゃうくらい、素のままで演じました」と明かしている。同作では、池田が心がけたという“引き算の演技”が光ることだろう。

多彩な作品への出演を経て、女優として輝きを増し続けている池田。勢いそのままに、今後もさらなる飛躍が期待できそうだ。

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