長濱ねる、ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』物語の鍵を握る三女・衿を好演!繊細な表現に注目
現在放送中のドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系)に出演している長濱ねる。作中に登場する四姉妹の心優しい三女・町田衿役を演じており、SNSでも注目を集めている。そこで本記事では、彼女の女優としての活躍を振り返りつつ、『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』での演技とその反響にも触れたい。
2019年に欅坂46を卒業し、近年では女優業にも精力的に挑戦している長濱。2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』では、ヒロイン・舞(福原遥)の姉のような存在で、明るくポジティブな山中さくらを演じ、お茶の間に存在感を示した。翌2023年にはカンテレ・フジテレビ系ドラマ『ウソ婚』で、超モテ敏腕建築士の主人公から半年限定の“ウソの結婚相手”アルバイトを依頼されるヒロイン・千堂八重役を好演して、さらなる魅力を開花させている。
そんな長濱が現在出演しているドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』は、ルイザ・メイ・オルコットによる半自伝的な小説『若草物語』を原案とした作品で、四姉妹が四者四様の幸せを追いかける姿を描いた社会派シスターフッドコメディー。長濱が演じているのは、穏やかで心優しく、脚本家志望の次女・涼(堀田真由)と特別な絆で結ばれている三女・衿だ。
役者志望の衿は、自ら“涼の脚本のファン”を名乗っており、涼にとって最大の理解者かつ心の支えそのものの存在だった。第1話では、そんな衿が2年前に行方不明になったことが明かされており、長らく動向がわかっていなかったが、第7話では涼が2年間衿に送り続けたメッセージに既読がついたことをきっかけに、涼は本格的に衿の居場所探しに踏み出す。手がかりを元にある海辺の田舎町を訪れた涼は、幼い少女から「ママ」と呼ばれ、さらに幼い子供を抱いた、別人のように変わった衿を見つけるという展開に。複雑そうな表情を浮かべた後、「見つかっちゃった」と微笑む衿の演技に対し、SNSでは、「迫真の演技に只々惹き付けられた」「続きが気になる~」といった声があがっていた。突然姿を消した衿の胸のうちを長濱が繊細に表現したことで、視聴者にとっても印象的なシーンになったと言えるだろう。
12月1日放送の第8話では、衿が2年前に突然失踪した理由や今まで誰にも言えなかった苦しみを吐露する展開になるという。予告動画では衿が、「私はさ、涼が思ってるような、天使みたいな妹じゃないから」と意味深な言葉を涼に投げかけるシーンもあり、姉妹の関係に大きな変化が生じそうだ。何やら複雑な背景がありそうな衿を、長濱がどのように演じるのか。ぜひ注目してみてはいかがだろう。