目黒蓮、話題沸騰の主演ドラマ『海のはじまり』心揺さぶる“涙の演技”に視聴者感動
『海のはじまり』は、社会現象級の大ヒットとなったドラマ『silent』(フジテレビ系/2022年)のチームと目黒が再びタッグを組み、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。目黒演じる印刷会社で働く28歳の青年・月岡夏が、大学時代に交際していた同級生・南雲水季(古川琴音)の葬式で、7年間存在を知らされていなかった自身の娘・海(泉谷星奈)と出会うというストーリーで、目黒は初の父親役に挑戦している。
初回放送で特に話題を集めたのが、海が夏の自宅を1人で訪れるシーンのやり取りだ。生前の水季の姿をおさめた動画を海から見せられ、堪えきれずに流れた涙を拭う夏の姿や、海から、「ママ終わったの?ママ終わっちゃったの?」と問いかけられ、「死んじゃったんだよ」「死んだらどうなるかはわかんないけど、水季、お母さんじゃなくなるわけじゃないから、終わったんじゃないよ」と答える場面は、「泣く演技が光った」「目黒くんの演技に引き込まれてしまいました」と視聴者の心を掴んでいた。また、第3話では、水季が亡くなった後も元気に振る舞う海に対し、夏が“元気なふりをしなくていい”と伝え、2人で抱き締め合いながら涙を流すシーンもあり、ここでも目黒の演技が光っていた。心揺さぶられる展開が続く同作だからこそ、目黒の感情が伝わってくるような“泣きの芝居”がより効果的に働いていると言えるだろう。
昔から夢見ていたという、念願の月9ドラマ主演を務めることとなった目黒だが、公式コメントでは、「オファーは自分のチャンスではなく、ドラマを作る全てのみなさんの思いや挑みの一部に選ばれたということなので、その思いを正解にしたい」といった意気込みを明かしている。また、放送開始前に出演したテレビ番組でも、“座長として意識していることがあるか?”といった質問に対し、「どのポジションでも自分は学ぶ姿勢で現場に行けたらいいなって」と回答して、他の出演者を感心させていた。作品に関わるスタッフ・キャストらに対するリスペクトを忘れず、学びながら役に向き合う謙虚な姿勢が、視聴者の胸を打つ演技に繋がっているのではないだろうか。
重厚なストーリーと目黒らキャストの熱演が話題を呼んでいる『海のはじまり』。親子の愛を描く同作の今後の展開と共に、目黒の繊細な演技にも注目していきたい。