川栄李奈『となりのナースエイド』ひたむきな主人公・澪を好演!自然体な魅力が光る
3月13日の放送で最終回を迎えたドラマ『となりのナースエイド』で主演を務めた川栄李奈。同作では、ある秘密を抱えた新人ナースエイド・桜庭澪役を務め、SNSなどで話題を呼んだ。そこで本記事では、今作で川栄が見せた演技に触れながら、女優としての魅力を紐解きたい。
『となりのナースエイド』は、現役医師の作家・知念実希人の同名小説を実写ドラマ化した“病院ライフエンターテインメント”だ。川栄が演じたのは、患者の心に寄り添うことを第一に考える医療オタクの新人ナースエイド・桜庭澪。川栄は、放送開始前の公式コメントでは、主人公・澪について、「台本にも『前向きバカ』と呼ばれているシーンがたくさんあるくらい猪突猛進でポジティブな人。私もひとつの目標や夢があると突き進むタイプなので、共感しています」と語っており、なんでも全力投球で頑張り屋な澪は、親和性の高い役だったようだ。
新人ナースエイドの澪だが、元々は若くして“天才”と呼ばれ将来を嘱望されていた外科医だった。しかし、不治の病に侵された姉を救うことができなかった澪は、それ以来PTSDとなり、メスを持つこともできなくなってしまう。3月13日放送の最終話では、そんな澪が、危険な状態の患者2人を同時に救うため、天才医師の竜崎大河(高杉真宙)と共に手術に臨むという展開が描かれた。PTSDのために手が震えてしまい、涙を流して取り乱す澪だったが、大河や仲間のナースエイドたちに励まされ、過去のトラウマに打ち勝って無事に手術を成功させる。このシーンに対し、SNSでは、「心を打つ」「震える手を止めて、怖さを乗り越えた姿がカッコよかった」「澪がまた手術できてよかった!!」「乗り越えて執刀したところは泣いちゃった」などの反響があった。澪の心情や意思の強さを繊細に表現した川栄の演技は、多くの視聴者の心を掴んだようだ。
そんな川栄は、今後も話題作への出演が決まっており、3月11日から東京公演がスタートした舞台『千と千尋の神隠し』では、橋本環奈・上白石萌音・福地桃子とのクアトロキャストで主人公・千尋を演じる。また、6月14日公開の映画『ディア・ファミリー』では、心臓疾患を抱えた妹を気丈に支える長女役を演じることも発表されており、女優としてますます活躍の場を増やしている印象だ。
このように多彩な役柄を自然体に演じられることは、川栄の大きな魅力のひとつだと言えるだろう。『となりのナースエイド』ではひたむきな主人公・澪を好演した彼女が、今後どのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まる。