山田涼介『サイレントラブ』では“声を捨てた青年”役に挑戦!俳優として深みを増した演技に期待
1月26日公開の映画『サイレントラブ』で主演を務める山田涼介。Hey! Say! JUMPのメンバーとして活動しながら、昨年は橋本環奈の相手役を演じたドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)がSNSを中心に反響を集めたほか、映画『BAD LANDS バッド・ランズ』で見せた高い演技力も話題を呼ぶなど、俳優としても存在感を発揮している。本記事では、そんな彼の最近の活躍を振り返ると共に、映画『サイレントラブ』での注目ポイントも併せて紹介したい。
昨年放送のドラマ『王様に捧ぐ薬指』は、橋本演じる大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”と、山田演じる業績不振の結婚式場を立て直すため好きでもない女性との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”が繰り広げる胸キュンラブコメディ。ファンタジーの要素がない恋愛ドラマに出演するのが初めてだったという山田だが、同作では橋本演じる主人公の羽田綾華に徐々に惹かれていく新田東郷を魅力たっぷりに演じ、多くの視聴者をときめかせた。
そうした“胸キュン”要素のある作品に加え、昨年は特殊詐欺に加担する姉弟の姿を描いたクライムサスペンス『BAD LANDS バッド・ランズ』にも出演。弟・ジョーの異常な愛と衝動に狂う姿を見事に体現し、SNSでも「山田涼介が映画に深さを与えている」「アングラな世界のネジが飛んでる山田涼介良かった」「目が離せない演技」といった声があがっていた。さらに姉・ネリを演じた安藤サクラも、出演したテレビ番組で映画の見どころを聞かれた際、「1つ挙げるとすれば、山田くん」「“あ、役と出会ったんだな”っていうのをすごい感じますし、今まで見たことのない山田涼介さんが見られると思います」と絶賛するなど、彼の体当たりの演技が、映画の観客のみならず共演者の心も掴んだことがうかがえる。
そんな彼の今年1作目となるのが、声を発さない青年と不慮の事故で視力を失い絶望の中でもがく音大生の交流を描いたラブストーリー『サイレントラブ』だ。同作で山田は、声を発することをやめた不器用な主人公・蒼を演じており、本編予告では淡々と生きる蒼の日常や、視力を失った美夏(浜辺美波)と言葉を交わさず交流する場面など、印象的なシーンが公開されている。また、山田は1月21日に放送された映画公開記念の特番『ゆる旅in山中湖』(フジテレビ系)に出演した際に「日常で起こるようなことを求める監督さんだったじゃない?作り込みすぎない感じというか、そこがなんか逆に難しかったりしたよね」と撮影の苦労を振り返っており、そうした環境の中で彼が見せる自然体な“静”の演技に期待が高まる。
昨年はラブコメディとサスペンスという雰囲気がガラリと異なる作品に出演し、俳優としてもさらなる飛躍を遂げた山田。そんな彼が“声を捨てた青年役”というセリフ以外での演技力が求められる今作で難しい役柄をどう演じたのか、注目してみてはいかがだろうか。