亀梨和也、主演映画『怪物の木こり』で冷酷なサイコパスを熱演!“変革の年”に俳優としても新境地
KAT-TUNのメンバーとして活躍しながら、2023年は本人のラッキーナンバーだという“23”という数字にちなみ、“自分にとって変革の年にしたい”という思いから、個人でInstagramアカウントやYouTubeチャンネルを開設するなど、新たな挑戦を続けている亀梨。そんな彼が今回、俳優としても“新境地”を見せたのが、2019年第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した小説を実写化した、現在公開中の映画『怪物の木こり』だ。亀梨は、目的のためには殺人すらいとわない冷酷なサイコパスの弁護士・二宮彰役を演じ、映画を観たSNSユーザーからも、「亀梨和也の役のハマり具合が半端ない」「どんどんキャラクターとして引き込まれていく」「亀梨くんの繊細な演技が凄すぎた」と驚きの声があがっていた。
“邪魔な人間は排除するべき”と考え、表情すら変えずに殺人を犯すという狂気的な役柄を演じた亀梨は、公式コメントの中で役作りについて“細かい表情や目の使い方を意識した”と語り、「『サイコパス』というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました」と振り返っている。また、『怪物の木こり』の原作者である倉井眉介氏も、亀梨の演じた二宮について“原作よりも怖カッコイイキャラクターと”とした上で、「作者として目を引かれたのはむしろ、それ以外のときの二宮でしたね。台詞もなく、表情に大きな変化のないシーンでさえも彼の精神状態が伝わってくるのです」と、台詞のないシーンでの“静”の演技を絶賛している。難しい役柄を演じるにあたり、細部までこだわる亀梨の姿勢が、役柄の魅力を倍増させたのではないだろうか。
そんな亀梨は、来年1月18日より放送開始のフジテレビ系ドラマ『大奥』への出演も決定しており、小芝風花演じる主人公・五十宮倫子が政略結婚をさせられる相手で、第10代将軍の徳川家治を演じることが発表されている。亀梨は家治について、“序盤は冷たい印象を持たれそうだが、後半にかけて見え方が変わるようなキャラクター”と公式コメントの中で表現しつつ、「そこをうまく自分の中でも整理していきたいなと考えています」と役作りへの意気込みも語っている。今作が自身初の時代劇の挑戦となる亀梨だが、数奇な運命に翻弄される家治の姿をどのように演じるのか、注目だ。
2023年を自身の節目の年とし、さまざまな分野において新たなスタートを切った亀梨。主演映画『怪物の木こり』でも大いに実力を発揮した彼の、俳優としてのさらなる活躍に期待が高まる。