今年大活躍の福原遥、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』での熱演にも期待
12月8日公開の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で、水上恒司とのダブル主演を務める福原遥。2023年は女優としての活動に加え、アーティストとして新曲もリリースするなど、多彩な活躍で注目を集めてきた。そこで本記事では、福原の今年の活躍を振り返っていきながら、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』にも触れ、彼女の女優としての魅力に迫りたい。
今年はNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』が3月まで放送されたほか、7月クールのTBS系ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』にも出演した福原。また、7月にはアーティストとして約1年ぶりの新曲『大丈夫』をリリースし、音楽の分野でも存在感を見せた。朝ドラでは、夢に向かって進み続ける力強いヒロイン・舞を熱演した彼女だが、深田恭子とダブル主演を務めた『18/40~ふたりなら夢も恋も~』では、予期せぬ妊娠によって人生が一変してしまう仲川有栖を演じた。自身の公式YouTubeチャンネルにアップした動画にて、同作の撮影を振り返った福原は、「出産シーンとかも初めてだったので、そういうのはすごいドキドキしながら撮影してました」と明かしており、同作への出演は貴重な経験となっていたことがうかがえる。
そんな福原の最新出演作品となる『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、SNSを中心に話題となった、汐見夏衛によるベストセラー小説を原作とした映画。福原演じる現代の女子高生・百合が、1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った特攻隊員の彰(水上恒司)に心惹かれていくというストーリーだ。水上とは、2021年の日本テレビ系ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』以来二度目の共演となった福原だが、彼については公式コメントにて、「とてもストイックな方なので、ご一緒させていただけて嬉しいですし、すごく安心感があります」「撮影に入る前にたくさんお話をさせていただいて、役について色々と考えることができました」と語っている。共に主演を務める水上との話を通じ、役を真摯に作り上げていったようだ。
戦争を題材とした本作に出演するにあたり、“しっかりとリアルに演じられるように頑張りたい”との思いがあったという福原。11月28日に行われた同作の完成披露試写会では、「この作品にはたくさんの愛が溢れています。私もこの作品を通して、平和に生活できていることは当たり前ではない、幸せなんだと感じました。作品に込められた温かい思いを受け取ってもらえたら嬉しいです」とコメントしていた。同作の予告映像では、福原演じる百合が「戦争に意味があるんですか?どんな意味があるのか言ってみてよ!」と涙を浮かべながら迫真の表情を見せるシーンなどが公開されているが、朝ドラなどの出演経験をふまえ、さらに深みが増した福原がどのような熱演を見せているのか、注目だ。
2023年もさまざまな作品に出演し、若手の実力派女優として止まらない勢いを見せている福原。来年の1月9日から放送スタートのドラマ『正直不動産2』(NHK総合)への出演なども決まっており、今後もさらなる活躍に期待できそうだ。