齋藤飛鳥、2本のドラマで活躍!話題の『いちばんすきな花』では主人公の妹“このみ”役で存在感
乃木坂46の人気メンバーとして活躍し、2022年末にグループを卒業した齋藤。卒業後は、映画やMV出演などマルチな活躍を見せ、この秋には『いちばんすきな花』(フジテレビ系)『マイホームヒーロー』(MBS/TBS系)という2本のドラマに出演している。本記事では、2つのドラマでの齋藤の演技とその反響に触れながら、彼女の女優としての可能性に注目したい。
スリリングなストーリー展開で、SNSでも「今後の予想もつかなくて面白い」「目を離せない」と話題を呼んでいるドラマ『マイホームヒーロー』。同作は、愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通の父親が、ある日娘の彼氏を殺して殺人犯になってしまい、“闇社会の半グレ組織”と闘うことになるファミリーサスペンスであり、齋藤は佐々木蔵之介演じる主人公・鳥栖哲雄の娘・零花役で出演している。
初回放送では、零花が哲雄の誕生日プレゼントとして、オリジナル曲のピアノ演奏をした後に、「もう一生弾かないから、どうしても聴きたかったら、このCDを3万円で…」と冗談まじりに提案し、哲雄が「買おう」と財布を出すと、「まいどあり!」と満面の笑顔を見せるという親子の微笑ましい回想シーンが描かれた。しかし、現実のシーンでは、気性の荒い彼氏から暴力を振るわれ、顔に傷がついた痛々しい姿を見せて哲雄を驚かせる。その後、哲雄の行動によって彼氏から解放された後は、友人や家族の前でリラックスした雰囲気の柔らかな表情を見せており、SNS上からは「ほのぼのシーンの零花ちゃんが癒しでしかない」「飛鳥ちゃんの演技めちゃくちゃ自然で良い」などの声があがっている。齋藤演じる零花の存在が、ハードな展開が続く物語に緩急をつける“癒し”となっているのではないだろうか。
そんな齋藤が秋クールで他に出演しているのが、社会現象級の大ヒットとなったドラマ『silent』(フジテレビ系)のプロデューサーと脚本家が再びタッグを組んだ、“男女の間に友情は成立するのか?”というテーマのドラマ『いちばんすきな花』だ。同作で齋藤は、多部未華子が演じる主人公の1人・潮ゆくえと共に暮らす8歳年下の妹・潮このみ役で出演しており、公式コメントでは「実はいちばん、謎が深い人のような気がします。」と自身の役柄への印象を語った一方で、「ことばには責任がにじんでいたり、興味がないようで、あたたかい目を持っていたり」とも考察している。
そうしたコメントの通り、第4話では突然自宅に泊まることになった姉の友人・深雪夜々(今田美桜)に対し、「そのちっこいカバンにパジャマ入ってるの?」「貸したげる」と、ぶっきらぼうな口調ながらも気遣いを見せる姿が描かれた。その後の第6話では、夜々との距離が縮まった様子で、自宅に来た夜々にパジャマをプレゼントし、さらに自分と姉のパジャマも持ってきて、「おそろ、いろち」と嬉しそうな笑顔を見せる。このシーンには、「このみちゃん夜々ちゃんに懐いてる」「ニコニコこのみちゃん可愛すぎて軽率に恋」といった反響が多数あったが、主人公たちを中心にストーリーが展開していく中で、このみの登場シーンを楽しみにしている視聴者も多いのではないだろうか。
2024年3月には劇場版の公開も予定されている注目作『マイホームヒーロー』と、番組ハッシュタグがたびたびXでトレンド入りするなど話題を呼んでいる『いちばんすきな花』。この2作品での活躍が、彼女の女優としてのステップアップに繋がりそうだ。2作品の今後のストーリーと共に、齋藤のこれからの飛躍にも期待したい。