池田エライザ『おまえの罪を自白しろ』初の母親役に挑戦!話題作の出演を経てより磨かれた演技に注目

2023.10.20 20:00
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池田エライザ/(c)E-TALENTBANK

女優として活躍しながら、アーティストとして音楽活動も行うなど、マルチな才能を見せている池田エライザ。10月20日公開の映画『おまえの罪を自白しろ』では自身初の母親役に挑戦している。そこで本記事では、池田の近年の活躍を振り返りながら、彼女の演技の魅力を紐解きたい。

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2022年は、映画『ハウ』や、ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系)などに立て続けに出演し、若手女優として存在感を示している池田。同年10月には、『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』のキャラクター・ドロンジョの過去を新しい視点から描いた、タツノコプロ創立60周年記念のWOWOWオリジナルドラマ『DORONJO / ドロンジョ』で主演を務めた。同作では、幼くして親に捨てられ、傾きかけたボクシングジムを営む叔父に引き取られた主人公・泥川七音が悪に手を染めるまでの壮絶な生きざまを熱演し、SNSでも、「池田エライザのやさぐれ演技最高過ぎる!」「演技にただただ見入ってしまう」「印象だいぶ変わる」など、絶賛の声があがっていた。

池田は、翌2023年は“とても好きなシリーズ”と公式コメントで語っていた、『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』(フジテレビ系)で放送された『視線』に出演。ある日突然周囲の人間から凝視されるようになってしまった主人公の女性を見事に演じ、「池田エライザのラストカットにゾクゾクした」「怖すぎて視線恐怖症になるわ」「底に流れるいろんな種類の居心地の悪さを池田エライザが上手に表現していた」といった反響があった。2019年には、ホラー映画『貞子』で怪異に翻弄される主人公を演じた経験もある池田だが、リアリティのある彼女の演技が、この作品の魅力をさらに引き立てたのではないだろうか。

そんな池田が今回出演するのが、10月20日公開の映画『おまえの罪を自白しろ』だ。同作は、政治家一族・宇田家を襲った誘拐事件を題材にしたタイムリミットサスペンス。池田は一家の長女で、まだ幼い娘を誘拐されてしまう麻由美を演じ、初の母親役に挑戦する。9月12日に行われたイベントでは、池田は、子供のいない自身が母親を演じることにプレッシャーもあったとしつつ、娘役を演じた子役と密にコミュニケーションを取り、自分の中で思い出を作ることで、役作りに活かしたと明かしている。また、監督に対しても台詞の提案を行い、それが作品に反映された部分もあるというが、こうしたエピソードからも、彼女の役を理解しようとする真摯な姿勢がうかがえる。

予告映像では、麻由美が憔悴した様子で、娘の誘拐事件のきっかけとなった“国家を揺るがす罪”を隠し続ける国会議員の父・清治郎(堤真一)に「犯した罪を全て話してください!」と悲痛な声をあげる姿も印象的だった池田。丁寧な役作りに裏付けられた説得力のある演技が、作品のリアリティをより引き上げることだろう。『おまえの罪を自白しろ』への出演を経て、今後もさらなる飛躍が期待できそうだ。

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