福原遥『18/40』夢を諦めない若き母・有栖を好演!“役柄の成長”を感じさせる演技の魅力

2023.9.29 20:00
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福原遥/(c)E-TALENTBANK

9月12日に最終回を迎えたTBS系ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』で、深田恭子と共にダブル主演を務めた福原遥。18歳で予期せぬ妊娠が発覚し、悩みながらも出産や育児に向き合う女性という難しい役柄を熱演して、大きな話題を呼んだ。本記事では、そんな彼女の同作での演技やその魅力にフォーカスしたい。

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『18/40~ふたりなら夢も恋も~』は、勉強やバイト、出産に孤軍奮闘する18歳の妊婦(福原)と、恋を後回しにしてきたアラフォーのビジネスパーソン(深田)という2人の女性の、年の差を超えたシスターフッド(=女性の絆)や、2人の訳あり男子とのラブストーリーを描いた作品。福原は、美術館の学芸員となり、海外で活躍できるキュレーターになることを夢見ているものの、予期せぬ妊娠によって人生が一変してしまう主人公・仲川有栖を演じた。

1人の少女が10代での妊娠に葛藤する姿や、その後の出産・子育てのシーンを多くの時間を使って描写してきた本作。学生や母親など、様々な一面を持つ有栖という難しい役柄に挑戦した福原は、クランクアップコメントの中で“撮影当初は、自分にこの役が出来るのか不安があった”と、プレッシャーを感じていたことを明かしている。しかし、回を追うごとに1人の母親としても成長していく有栖の姿を丁寧に演じた彼女に対し、SNSでは、「有栖が1話と最終話を見比べると明らかに違うと分かるってのがすごい」「回を重ねるごとに母として強く成長していくのが感じられた」「母になり強く優しく成長した有栖の演技とても素晴らしかった!!!」といった絶賛の声が寄せられた。

同作のプロデューサーを務めた韓哲氏は、公式インタビューの中で、福原を今作に起用した理由について、有栖を“とても難しい役”とした表現した上で、「福原さんの誠実さと真摯さが有栖の信念の強さに重なり、彼女なら説得力を持って演じてもらえると思いオファーしました」と語っていた。2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でも、さまざまな困難に負けることなく、夢に向かって進み続けるヒロイン・舞を好演した福原だが、純粋さと芯の強さを兼ね備える彼女の演技が、夢を追いながら母親としても強く生きる有栖にもぴたりとハマり、役柄に説得力を与えたのではないだろうか。

そんな福原は、今後は12月8日に公開予定の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』への出演も決定している。同作は、SNSを中心に話題を呼んだ汐見夏衛によるベストセラー小説を映画化した作品で、戦時中の1945年の日本にタイムスリップした現代の女子高生・百合(福原)と、戦地に飛ぶ運命の特攻隊員・佐久間彰(水上恒司)の恋を描いたストーリーだ。福原は公式コメントの中で、「戦争を題材にした作品ですのでしっかりとリアルに演じられるように頑張りたいです」と意気込みを語っており、戦時中が舞台の今作で、彼女がどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる。

『舞いあがれ!』での活躍も記憶に新しい中、『18/40~ふたりなら夢も恋も~』でも難しい役を演じきり、女優としてさらなる成長を見せた福原。確かな演技力を武器に、今後も若手の実力派として飛躍していくことを期待したい。

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