ファーストサマーウイカ、女優としても躍動！大河ドラマ『光る君へ』“清少納言”の演技に期待

まず、ウイカが出演した、橋本環奈と重岡大毅がW主演を務めた映画『禁じられた遊び』は、『リング』『スマホを落としただけなのに』シリーズなどで知られるホラー映画の名手・中田秀夫監督が手掛けた最新作。ウイカは、不慮の事故で命を落とすも、息子がある呪文を唱えたことをきっかけに蘇り、怨霊となって主人公たちに襲いかかる美雪役を演じた。ホラー映画における怨霊という重要な役どころを担ったウイカだが、SNSでは「ウイカさんの美雪めちゃくちゃ怖い……」「演技すごかったです」などの声があがっており、大きなインパクトを与えたことがうかがえる。また、今年8月に公開された映画『炎上する君』では、現実に絶望しながらも、親友と共に“炎上する男”を探す女性役を、トレードマークのおさげが印象的なビジュアルで熱演し、観客に印象を残した。

そんなウイカは、2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演も決定している。同作は、平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描いた物語。ウイカが演じる清少納言は、一条天皇に入内した定子のもとに女房として出仕する才気煥発な女性で、彼女が書いた『枕草子』は紫式部らにも影響を与えるという役どころだ。公式コメントでは、「日常のあるあるネタや女の愚痴をおもしろおかしく描く一方で、繊細で愛情深い一面もあり、とても1000年も前の人とは思えないほど、親近感の湧く、人間味のある魅力的な女性だなと感じています」と役の印象を語ると共に、「プレッシャーに負けず精いっぱい頑張ります！」と意気込みも明かしていた。

なお、ウイカは今年8月にラジオ番組にゲスト出演した際に、同作の主演を務める吉高由里子から、食堂の定食についていたスイカを厚意でもらったという微笑ましいエピソードを明かしつつ、吉高について「すごい優しくて」ともコメントしていた。また、別番組に出演した際には、自身が初めて1人で出演した『上田と女が吠える夜』（日本テレビ系）が、実は『枕草子』をバラエティ番組にしたいというプロデューサーの思いが込められた番組だったことを知り、そんな自身が清少納言を演じることを“人生の伏線回収”と表現して、感動した心境を語っていた。思い入れのある『光る君へ』への出演は、吉高ら実力派のキャスト陣の存在も相まって、実りある経験となることだろう。

2023は、『禁じられた遊び』『炎上する君』でインパクトの強い役柄を好演し、女優としての存在感を発揮したウイカ。来年、大河ドラマに出演することで、その演技への注目度はますます高まっていくのではないだろうか。マルチな活躍を見せる彼女の今後に期待したい。