岩田剛典、話題の『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』憧れの王子様を演じ「どハマり役」の声

2016年に公開された初の主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で『第40回日本アカデミー賞』の新人賞俳優・話題賞などを受賞し、その後も数々の作品に出演してきた岩田。近年では、コメディやサスペンスなどにも挑戦し、演技の幅を広げている。2020年には、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』と同じく福田雄一氏が監督を務めた映画『新解釈・三國志』にも出演し、“鼻につく自称イケメン将軍”趙雲役を演じた。コメディ初挑戦ながらも、趙雲をコミカルに好演したことで、「新解釈の趙雲めっちゃ良かった」「今までにないがんちゃんの演技」と話題を呼び、俳優としての新境地を見せた。

そんな岩田が今回出演する『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は、赤ずきん（橋本環奈）が、探偵として童話の世界で巻き起こる難事件を解決するコメディミステリー。岩田は本作で、美しいルックスだけではなく勤勉さと優しい心を持ち、国中の女性が憧れる存在のジルベール王子を演じる。その端正なルックスから“王子様”と称されることも多い岩田だが、今作ではそんなイメージにぴったりの、豪華な衣装に身を包んだ長髪の“王子様”スタイルを見せており、SNSでは「どハマり役の王子様」「リアル王子様」といった絶賛の声があがっていた。

今作の撮影について、岩田は公式コメントで、「中世ヨーロッパのお城を再現したような大規模なセットや、豪華な衣装も含めて全てがファンタジーな撮影現場だったので、現実離れした非日常感を楽しんでいました」と、楽しみながら参加することができたと明かしていた。また、作中ではシンデレラ（新木優子）の手を取り、煌びやかな城内で優雅に社交ダンスを踊るシーンなどもあり、こうしたファンタジー色の強い舞台にも溶け込み、華やかな“王子様”を演じることのできる岩田の存在が、現実離れした今作の世界観を構築する重要なピースとなっていると言えそうだ。

多彩なジャンルに挑戦し、俳優としてのスキルを磨き続けてきた岩田。今後は、2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』に出演することも発表されている彼のさらなる飛躍に期待したい。