ついに最終回の『あなして』岩田剛典が“新名”を魅力的に好演!視聴者から愛される存在に
『あなたがしてくれなくても』は、主人公のみちとその上司の新名が、お互いにパートナーを持ちながらも“セックスレス”という共通の悩みで通じ合い、やがて禁断の恋に落ちていくという物語。出演者の演技に加えて、登場人物のリアリティのあるセリフや切ないストーリー展開が、SNSで大きな話題となった。ドラマの公式ニュースでは、第1話から第3話までの放送後1週間の見逃し配信の累計が1000万再生を突破したと伝えられたこともあるが、これは昨年社会現象とも呼べる盛り上がりを見せた『silent』や、映画化も決定している『ミステリと言う勿れ』(共にフジテレビ系)といった話題作に次いでのスピード記録だという。
そうした数字の面でも視聴者の心を掴んでいることが感じられる今作だが、特に支持を集めているのが、主人公の運命を変えた物語のキーマンとも言える、岩田が演じる新名の存在ではないだろうか。岩田は、キャリアウーマンの妻・新名楓(田中みな実)を献身的に支えながらも、夫婦の時間より仕事を優先する妻とのすれ違いから、“パートナーとのセックスレス”という共通点を持つみちと惹かれ合ってしまうという役どころの新名を好演。放送時には、“新名さん”というワードがTwitterでトレンド入りを果たすことも多く、視聴者から人気を集めていることがうかがえる。
6月15日放送の第10話では、みちと夫・陽一(永山瑛太)、新名と楓の離婚がそれぞれ成立。新名がみちを水族館に誘い、「今までいつも自分の気持ちは後回しにしてきたけど、あなたへの気持ちだけは大事にしたいから」「好きです。ずっと一緒にいてください」と告白する場面が描かれた。しかし、みちは告白を断り、“誰にも頼らずに一人で生きていきたい”と正直な気持ちを吐露。新名はその場ではみちに感謝を伝えて気丈に振舞うも、みちが去った後には抑え込んでいた思いが溢れ出すように泣き崩れた。みちへの深い愛情が伝わってくるシーンに、視聴者からは「最後の涙のシーン、私の心に刺さった」「新名さんが泣き崩れる姿を見て私も泣きそうになった」などの称賛の声が相次いでおり、これまで岩田が新名を魅力的に演じてきたからこそ、今回の全身で悲しみを表すような切ない姿に、見る者の心を動かす説得力が生まれたのではないだろうか。
最終回の放送を前にして、SNSで「絶対ロスになる」「悲しい」といった“あなしてロス”の声があがっている中、6月16日に公開された公式Instagramのメッセージ動画で岩田は、「きっと多分、皆さんの期待をいい意味で裏切るような展開が待っているのかなと思います」とコメントしている。別々の道を歩むことになったみちと新名、そして2人の元パートナーが、どのような未来に進んでいくのか、注目だ。