白石麻衣『教場0』二面性のある女性刑事役に挑戦!作品に彩りを添える存在感と女優としての将来性
現在放送中のフジテレビ系ドラマ『風間公親-教場0-』に出演している白石麻衣。作中では、現場での聴取を得意とし、独特の感性と勘の良さで事件解決に貢献する一方、私生活では“ヒモ彼氏”を養う女性刑事・鐘羅路子を演じて大きな話題となっている。本記事では、彼女の今作での活躍を振り返ると共に、女優としての新境地に注目したい。
『風間公親-教場0-』は、2020年、21年に木村拓哉(風間公親役)主演で、SPドラマとして放送された『教場』『教場Ⅱ』の原点で、始まりとも言える物語が描かれる連続ドラマ。今作で白石は、木村演じる刑事指導官・風間公親が指導する新人刑事・鐘羅路子役を演じている。5月22日に放送された第7話では、舞台俳優の男が首を吊って自殺をしたという現場に風間と共に訪れると、現場に残されたものや被害者の状況から即座に気になる点を複数挙げ、その後も“自殺の可能性だけでなく、犯罪の疑いがある”と指摘するなど、新人の刑事でありながらも観察眼に優れた様子が描かれた。
また、指導官である風間にも物怖じせずに接するキャラクター性が、シリアスな展開の続く本作で独自の存在感を放っているようで、第7話放送後には、SNSで「風間公親に物おじしない態度が妙にいい」「全然ビビってなくておもろい」などの反響があった。また、優秀な刑事でありながらもプライベートでは所謂“ヒモ男”の恋人と生活を送っているという二面性のある役に挑戦していることから、「引き込まれる」「役柄見事にはまってたな~」「本当に白石さんは、目で演技をするよね」など、演技力を絶賛する声も多くあがった。
乃木坂46卒業後、2022年には『ミステリと言う勿れ』や『テッパチ!』(共にフジテレビ系)に相次いで出演した白石。今回白石が『風間公親-教場0-』にキャスティングされた経緯について、同ドラマのプロデューサーである渡辺恒也氏は、「どこか俳優としての自分自身のポテンシャルを模索しているような印象があり、路子が持っている刑事としての“伸びしろ”と重なる部分があるようにも感じています」とコメントしており、彼女に女優としての将来性を感じたことが起用理由の1つだったと明かしている。また、白石本人も、公式コメントの中で「間近で木村さんのお芝居を見ることができるのはなかなかない機会ですので、現場でいろいろと学びながらついていこうと思っています」とも語っており、多くの経験を持つ木村との共演が、彼女のスキルアップにも繋がっていきそうだ。
第7話のラストでは、恋人に懇願され、刑事という立場を利用して捜査情報を独自に入手しようと動く不穏な姿が描かれるなど、路子の存在が今後の物語の展開にも大きく関わっていきそうだ。今後、Netflixにて配信予定の映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』にも出演が決定し、女優として勢いに乗る彼女の、これからの活躍にもぜひ期待したい。