高橋海人&森本慎太郎『だが、情熱はある』が話題沸騰!熱演の裏に若林&山里の“徹底的な研究”
ドラマ『だが、情熱はある』は、若林と山里の半生を基にした青春サバイバルストーリー。極度に人見知りな“超ネガティブ男”の若林と、被害妄想と嫉妬に狂う山里がもがきながらも前へと突き進んでいくという物語だ。放送時にはTwitterでトレンド入りを果たすなど、注目を集めている本作だが、特に主演の高橋と森本の“憑依”にも近い熱演が話題になっている。
今作で若林役を務めている高橋は、自身のビジュアルがどうしても若林と異なるため、外見以外でも本人に寄せる努力をしているといい、特にセリフのイントネーションにこだわりを持って演じているそうだ。そうした努力の結果、SNSでは「目つぶってると本当に若林の声にしか聞こえない」「顔は高橋海人くんなのに声や話し方が若林そのもので怖いくらい凄い」と高橋を絶賛する声が多くあがっているほか、山里も、高橋は若林の話し方の“間合い”を忠実に再現しているとして、作中での高橋のモノローグを聞いた際には、若林本人が声を入れていると勘違いしてしまうほどのクオリティだったと出演番組の中で振り返っている。
また、山里役の森本は、「見れば見るほど森本くんは山ちゃんにしか見えない」「見た目も雰囲気も山ちゃん」とビジュアル面での再現度の高さも評判に。なお、森本は、山里の嫉妬深い面については“まったく共感できなかった”と公式コメントで語っており、自身と正反対である山里の役作りには苦労したようだ。しかし、役作りを通じて、徐々に自身にも山里と同じ嫉妬などの感情が芽生えてきてしまっていると、テレビ番組に出演した際に告白しており、そうした影響を受けるほど、彼が熱心に山里を研究していることがうかがえる。
5月7日に放送された第5話でも、そんな2人の実力が発揮された。同話では、50回以上もオーディションに落ち、売れる気配のない現状に対して、若林が「辛いし、しんどいし、惨めで苦しい、恥ずかしい、すごく嫌だ」と矢継ぎ早に相方の春日俊彰(戸塚純貴)に心境を吐露する場面が描かれ、高橋の演技に「揺さぶられた」「若林海人の演技に脱帽」と、視聴者から称賛の声があがっていた。また、山里がピン芸人として舞台に立ち、日本人形を“一方的に恋をしている相方”と呼んでその手を舐め回すというシュールなネタを披露する場面もあり、「あの気持ち悪さをしっかり表現できるのすごい」「目の表情も絶妙に気持ち悪くて、演技力すっごい」と、その突き抜けた演技が話題を集めた。
若林と山里という2人の芸人が、度重なる挫折の果てに希望を掴むまでを描く今作で、熱演を見せる高橋と森本。5月21日放送の第7話では、2人にとって明暗が分かれることになる『M-1グランプリ』の舞台裏と、オードリー誕生の瞬間が描かれるという。ますます盛り上がっていきそうな同ドラマの今後の展開、そして、さらに俳優としても成長していくであろう、高橋と森本のこれからの活躍にも、ぜひ注目していきたい。
※高橋海人の「高」ははしごだか