岩田剛典『あなたがしてくれなくても』“新名”の切ない演技が話題!禁断の恋に揺れる夫役で新境地
『あなたがしてくれなくても』は、夫婦のセックスレスをテーマにした大人の恋愛ドラマ。“パートナーとのセックスレス”という共通の悩みで通じ合い、やがて禁断の関係へ進んでいく主人公・みちとその上司である新名の恋模様に、SNSでは「毎回ドキドキ」「どんどんハマっていく」などの声が多くあがっている。先日には、第1話から第3話までの放送後1週間の見逃し配信の累計が1000万再生を突破したことがドラマ公式サイトのニュースで伝えられており、数字の面でも、同作が視聴者から熱い支持を集めていることがうかがえる。
そんな今作で岩田が演じているのは、ファッション誌の副編集長に就任したばかりのキャリアウーマンの妻・新名楓(田中みな実)を献身的に支えながらも、みちと同じくセックスレスに悩んでいる新名誠。作品のプロデューサーである三竿玲子氏は、岩田の起用理由について、公式サイトに寄せたコメントの中で「圧倒的“王子様感”のある岩田さんのパーフェクトさが崩れていく、悲しい、寂しい表情のお芝居を見たいと思いオファーさせていただきました」と説明している。これまでも、映画『死刑にいたる病』(2022年)や『名も無き世界のエンドロール』(2021年)などの作品で、どこか影のある役を演じてきた岩田だが、今作では妻への献身が報われることなく、関係性に苦悩する夫という、これまでとはまた雰囲気の異なる役どころに挑戦。その繊細な演技に、視聴者から「演技が自然だし上手すぎ」「演技上手いから感情移入しちゃう」といった称賛の声も相次いでいる。
5月4日に放送された第4話では、結婚記念日にセックスを拒んだことを謝ってきた楓に自身の思いを伝えようとするも、楓の仕事の電話に遮られ、落胆した様子を見せた新名。その後、会社の社員研修旅行で訪れた旅館で、みちと2人きりで過ごす中、新名は胸に秘めた思いが溢れ、「好きです。吉野さん」と告白し、優しくキスをする。2人はそのまま結ばれるかのように思われたが、みちが涙を流していることに新名は気付いてしまう…という切ない展開は、「新名さんが告白するとこで泣いてしまった」「2人共幸せになって欲しい」と多くの視聴者の心をとらえたようだ。不倫という禁断の恋を軸の1つとした作品ではあるものの、どこか切なさを纏った岩田の演技や存在感が、物語の展開に説得力を与えているのではないだろうか。
パートナーへの献身が報われず、やがて禁断の恋へと落ちていく夫を演じ、俳優として新たな境地を見せている岩田。ドラマの今後の展開と共に、アーティストとしてだけでなく、1人の俳優としても成長を続ける彼のこれからの活躍にも期待が高まる。