米倉涼子さんや福山雅治さんなど手がけるヘアメイクアップアーティスト・中嶋竜司さんにマルチタレント・南りほさんが学ぶ、クレンジングの大切さ。肌にとって“一番幸せなこと”とは?

2020.12.11 18:00
米倉涼子さんや福山雅治さんなど手がけるヘアメイクアップアーティスト・中嶋竜司さんにマルチタレント・南りほさんが学ぶ、クレンジングの大切さ。肌にとって“一番幸せなこと”とは?サムネイル画像
写真左:南りほさん、写真右:中嶋竜司さん/(c)E-TALENTBANK

2020年、今年はほぼ1年を通してコロナ禍が続き、マスクは日常生活に欠かせないものとなりました。

生活様式が変わる中で、マスクによる肌荒れに悩む人、マスクをすることによってメイクのポイントが変わった人、家にいる時間が多くなりスキンケアに関心が向いた人など、お顔のお手入れに関して意識や気になることが変わった人も多いのではないかと思います。

そんな今だからこそ大切にしたいメイクのクレンジングや、お肌のお手入れ方法について、35年超のキャリアを持ち、米倉涼子さんや福山雅治さんなど、多くの著名人のメイクを手がけるヘアメイクアップアーティスト・中嶋竜司さんに、全4回にわたって教えていただきます。

中嶋さんから直接レクチャーいただいたのは、日韓でモデルや女優などの活動を行うマルチタレントとして活躍する傍ら、インフルエンサー・美容系YouTuberとしても知られる南りほさん。

第1回目は、クレンジングの重要性についてです。
皆さん、普段メイクを落とすクレンジングに関して、どんな意識でいますか?メイクにそれぞれこだわりややり方があるように、クレンジングに関しても、意識は人それぞれだと思います。

中嶋さんはご自身でクレンジング剤を監修されるほど、スキンケアにおいてクレンジングを重要視されています。
今回は、そんなクレンジングの大切さについて教えていただきます。

中嶋竜司さん/(c)E-TALENTBANK
中嶋竜司さん/(c)E-TALENTBANK

中嶋竜司さん(以下:中嶋):クレンジングって、中から出してとにかく洗い落としてしまうことが大切なんですけど、その“中から出す”っていう行為をあまり重要視してない人たちが多いんじゃないかと感じています。

メイクを落としてちゃんと1日の終わりに保湿をしてあげれば、年齢を重ねた時に、ぷよぷよの透明度のあるやわらかい皮膚のままいられる。それが、肌にとって一番幸せなことなんじゃないかと僕は思うんです。

ここ10年くらい急速に広まっている拭き取り式のコットンでクレンジングを済ませてしまう若い人たちも多いですが、あれでは表面だけ擦ってしまっていて、内側にはメイクが残っている状態。僕はあまりおすすめしていません。

クレンジングや洗顔というのは、簡単に終わらせるのではなくて、 “1日の終わりを意味すること”と捉え、しっかり丁寧に向き合って欲しいなと思っています。南さんにとってのクレンジングとは、スキンケアの中でどんな位置づけですか?

南りほさん(以下:南):10代の頃なんかはお化粧をしたまま寝ちゃってたりとかしてたんですけど、年齢を重ねるにつれて、スキンケアっていうよりやっぱりクレンジングが一番大事だなって気づくようになりました。それからは、ちゃんとクレンジングをしっかりしてから保湿。乾燥肌なので、保湿をたっぷりするようにしてます。

南りほさん/(c)E-TALENTBANK
南りほさん/(c)E-TALENTBANK

中嶋:人によっては「3日もクレンジングしてないけど、全然肌が荒れないんだよね」っていう方もいらっしゃいますよね。もちろん、そういう方たちも知っていますけど、やっぱり年齢を重ねた時に肌がくすんでくる人が多いと感じています。肌が丈夫なことに油断をしてしまっているからかなと。なので、やっぱりクレンジングをしてちゃんとした保湿をしてあげることが大事ですよね。普段のクレンジングは、具体的にどのような形でしているんですか?

南:撮影で濃いメイクの時は、ジェルのクレンジングでとりあえず目元などの落ちにくい部分を落とします。あとはムース洗顔、泡洗顔みたいなので洗顔。それが終わったら拭き取り化粧水で拭き取って、スキンケアをしていくっていう流れです。

中嶋:僕としては、拭き取り化粧水もあまりおすすめしていないですね(笑) 結局肌を擦ってしまうことになるので。

南:そうなんです!先ほどお話を聞いて「コットン使ってた!」って思いました(笑)

中嶋:コットンを使うのであれば、タッピングのみにして欲しいですね。擦ることはして欲しくないです。

南:やってしまってました…。今度から気をつけたいです!

写真左:南りほさん、写真右:中嶋竜司さん/(c)E-TALENTBANK
写真左:南りほさん、写真右:中嶋竜司さん/(c)E-TALENTBANK

中嶋:どうして僕がここまで肌を擦ることに敏感かというと、肌って擦ると傷がついてしまうんです。ゴルフなどをしすぎると手にマメができてしまうのと同じように、傷をつけた分だけ皮膚っていうのは硬くなるんですよ。硬いところっていうのは菌がつくし、色素沈着もしていきやすいんですね。

そして、ニキビに悩む若い方にはスクラブやコットンで肌を擦って、傷つけてしまっている人も多いですね。ニキビ菌というのは基本的に傷の中に入っていってステイするものですから、肌に傷がついていると、保湿をしても菌に栄養を与えていくような状態になって、結局ニキビが減らないというような悪循環を生んでしまうんです。

クレンジングの時には、お風呂の中とか暖かい部屋とかで、指の指紋を使って一生懸命円を描きながら中から出すクレンジングをして、あとはすぐ保湿をする。これが基本です。

南:クレンジングをした後に、拭き取り化粧水の時にコットンにファンデーションとか色味がついてしまうので、自分的にはこれまでちゃんとしていたつもりだったんですが、実は間違ったクレンジング方法をしてたのかなってお話を聞いていて思いました。

中嶋:クレンジングは本当に大切ですよ。今、特にクレンジングを重要視していない若い人たちが多いなと感じています。十分にメイクを落としてない状態で、保湿しても意味がないんですよ。ただ埋め込んでるだけになってしまう。なので、出来れば、化粧品にお金をかけるより、クレンジングやスキンケアを充実させることに力を入れて欲しいなと思っていますね。

【中嶋竜司さん プロフィール】

“ヘアメイクの時代を創った男”とも呼ばれる超大御所ヘアメイクアップアーティスト。1983年、高校卒業後に渡ったフランスでヘアメイクアップアーティストとして活動をスタートさせてから、35年を超えるキャリアを持つ。ファッション誌で活動したのをはじめ、TVCM、広告、イベント、 ライブツアー、PV撮影、番組収録、またHERMES、アニエスベー、 RalphLauren、 FENDI、GUCCIなどファッションショーも手がける。
米倉涼子さん、松たか子さん、福山雅治さん、石川遼プロ、北島康介さんなど各界の著名人はジャンルを問わず多数担当し、支持されているのをはじめ、ナタリーポートマンやアンハサウェイなどが来日した際にもヘアメイクアップを依頼されるなど、国内外の著名人からの絶大な信頼を得ている。

【南りほさん プロフィール】

日韓でモデルや女優などの活動を行うマルチタレント。韓国では、アーティストZICOの「She’s a Baby」MVや、韓国ウェブドラマA-TEENの 「また出会った君」に出演。 日本でもプロジェクト型ブランド「&lottie」のモデルを行うなど、日韓でマルチな活躍をしているほか、最近ではインフルエンサーとしての人気も高く、Instagramのフォロワー数は14.3万人、主に美容に関する情報を発信しているオフィシャルYouTubeチャンネルの登録者数は8.4万人を超える。

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