二階堂和美が、今年の年末年始に広島・大阪・東京で開催するワンマンライブの各会場で、キャリア初となるライブDVDを発売する。

このDVDに収録されるのは、2014年に東京・グローブ座で開催した15周年記念公演『二階堂和美 歌のパレード ～いつのまにやら15年～』東京2DAYS公演の2日目の模様だ。二階堂が初期曲～新曲までまんべんなく披露した、まさに15年間の集大成と言える3時間のライブ映像から厳選した、全17曲を収録するという。

さらに、特典映像として2011年に発売したアルバム『にじみ』リリースツアーのファイナル公演となった、SHIBUYA CLUB QUATTROのライブ映像も2曲収録。彼女にとってライブDVDは、2006年に発売された『Nikaidoh Kazumi US Tour Another Movie』以来だが、日本公演を収めたものとしては今作が初のDVDとなる。なお、本作は限定生産かつライブ会場での販売のみとのことなので、年末年始のワンマンライブをはじめ各会場に足を運び購入しよう。

そんな年末年始ワンマンライブだが、二階堂が地元・広島に戻って10年を総括する12月26日（土）の広島クラブクアトロ公演は、自身の楽曲から往年の歌謡曲など盛り沢山の内容に。年明けに開催される1月8日（金）の大阪なんばユニバース、1月11日(月祝)の東京キネマ倶楽部公演は、ビックバンド（Gentle Forest Jazz Band）をバックに従えてのゴージャスな共演ライブとなる。

偉大なるミュージックマンだった中村八大の音楽の世界を大友良英のナビゲートでお送りするイベント、「21世紀の『上を向いて歩こう』Young person’s guide to ‘Hachidai-san’」が11月3日（火）の文化の日に神奈川芸術劇場＜ホール＞KAATで開催される。

中村八大とは日本が世界に誇るジャズピアニスト・作曲家で、その華麗なテクニックとフィーリングにより国際的にも一流の評価を得て、遺した楽曲と共に今日でも広く親しまれている。代表作には「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「黄昏のビギン」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」「帰ろかな」「明日があるさ」「涙をこらえて」など多くの楽曲がある。

そんな中村八大の音楽で結ばれた仲間が集った大友良英スペシャルバンド、そしてLittle Glee Monster、福原美穂、二階堂和美がスペシャルゲストとして参加する。

ジャンルや世代を超えた素晴らしい音楽と出会えるこのライブに、是非足を運んでみてはいかがだろうか。

「21世紀の『上を向いて歩こう』Young person’s guide to ‘Hachidai-san’」
＜開催日時＞
2015年11月3日（火.祝）14:30開場/15:00開演
＜会場＞
KAAT神奈川芸術劇場＜ホール＞
＜料金＞
全席指定・税込・前売、当日とも
・一般：4,000円
・シルバー（65歳以上）：3,500円
・U24（24歳以下）：2,000円
・高校生以下：1,000円
※前売りのみ・枚数限定（チケットかながわのみ取り扱い）
※公演日当日、年齢のわかる身分証明書をご提示ください。
※未就学児入場不可

二階堂和美が、昨年9月に開催した15周年記念ライブ『二階堂和美歌のパレード～いつのまにやら15年～』から約1年を経て、この年末年始にワンマンライブを開催する。

浄土真宗本願寺派の現役僧侶でもある二階堂は、シングル『伝える花』（RCC中国放送被爆70年プロジェクト「未来へ」テーマソング）のリリースや、同曲を広島東洋カープ主催『ピースナイター＠マツダスタジアム』で歌唱、さらに8月にはNHK総合で生放送された番組『いのちのうた』では美空ひばりの「一本の鉛筆」を歌唱するなど、今年も精力的な活動を行っている。

そんな二階堂が、年末の総決算としてワンマンライブを開催。広島公演は『二階堂和美の年末大忘年会～人生はワン・ツー・パンチ～』と題し、彼女のライブでお馴染みのメンバーに加え、広島を拠点に活動するストリングス奏者や、二階堂の地元・広島県大竹市で活動を行う“大竹市民吹奏楽クラブ”をゲストに迎えるなど、地元を拠点に活動する二階堂ならではの広島限定ライブとなる予定だ。

そして大阪・東京公演は、年明けの新年会として開催。こちらは『二階堂和美の大新春祭～今宵はビックバンドと～』というタイトルどおり、“踊る指揮者”ことジェントル久保田が率いるGentle Forest Jazz Bandとの共演ライブとなる。

なお、同公演のビジュアルを担当したイラストレーター・西田真魚によるメインビジュアルも発表されているので、こちらも要チェックだ。公演詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。

＜年末編＞
『二階堂和美の年末大忘年会 ～人生はワン・ツー・パンチ～』

日程：2015年12月26日（土）
時間：OPEN / START 17:00 / 18:00
会場：広島 CLUB QUATTRO

出演：二階堂和美 / 黒瀬みどり(ピアノ) / ガンジー西垣(CINEMA dub MONKS ウッドベース) / 山村誠一(スティールパン/パーカッション) / 上野眞樹(ヴァイオリン) / 藤井雅枝(ヴィオラ) / 宮本隆一(チェロ) / 大竹市民吹奏楽クラブ

＜年始編＞
『二階堂和美の大新春祭 ～今宵はビックバンドと～』

日程：2016年1月8日(金)
時間：OPEN / START 18:30 / 19:30
会場：大阪 ユニバース

日程：2016年1月11日(月・祝)
時間：OPEN / START 17:00 / 18:00
会場：東京 キネマ倶楽部

出演：二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band

全国各地でのライブはもちろん、テレビCMでの歌唱や中国新聞でのコラム連載など、地元・広島から全国まで精力的に活動する二階堂和美が、シングルとしては『いのちの記憶』以来、約2年ぶりとなる『伝える花』を7月15日（水）に発売する。

このニューシングル『伝える花』は、今夏＜RCC・中国放送＞が手がける『RCC被爆70年プロジェクト「未来へ」』のテーマソングとして書き下ろされたもの。現在、すでに同プロジェクトの公式サイトやRCCのラジオ/テレビなどではオンエアされているが、リスナーからの「音源を聴きたい！」という熱い声や、同曲をリリースすることの意味を強く感じたことから、このたびのリリースに至ったという。

日本で初めて原子爆弾の犠牲となった広島という場所、その70年前の広島に生きた人々、そして今を生きる我々へのメッセージが詰まった『伝える花』は、シングル化にあたって別アレンジを施した楽器ごとのインストバージョンも収録されているので、タイトル曲との聴き比べも楽しいだろう。

また、ジャケットを手がけるのは同じく広島在住のイラストレーター、nakaban。二階堂が中国新聞で毎週連載しているコラム「負うて抱えて」の挿絵イラストも担当しているというnakabanが、『伝える花』を聴いてどのような作品を描き出すのか、期待が膨らむところだ。

同日には、5thアルバム『にじみ』の限定アナログ盤もリリースされる二階堂。最新シングルと併せて、こちらの大名盤もぜひチェックしておこう。

二階堂和美『伝える花』
発売日：2015年7月15日（水）
価格：926円＋税

二階堂和美 『にじみ』（限定アナログ2LP）
発売日：2015年7月15日（水）
価格：3,241円＋税

広島在住のシンガーソングライター、二階堂和美の5thアルバム『にじみ』が、新曲を追加収録したアナログLPとして7月15日（水）にリリースされる。

二階堂和美といえば、第87回アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされたスタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』の主題歌「いのちの記憶」が記憶に新しいだろう。2011年にリリースされた『にじみ』を愛聴していた高畑勲監督たっての希望で二階堂が主題歌を担当することになったというのは、同アルバムの魅力を物語る好エピソードのひとつだ。

そんな巨匠をも虜にした名曲の数々がこのたび、豪華2枚組のレコードに落としこまれることになった。アナログ化にあたって追加収録されたのは、全国30箇所をめぐるリリースツアーを経験する中で生まれた、アルバムと同名の新曲「にじみ」。ツアーのファイナル公演で披露されて以来ほとんど再演される機会がなく、多くのファンから音源化を望む声があがっていたというから、まさに満を持しての音源化だ。さらに、既存のCDとは別テイクの「岬」も収録と、スペシャルなアナログ盤にふさわしい充実ぶりである。

今春夏は、RCC 中国放送・被爆70周年プロジェクトソングの担当、サントリー「GREEN DA・KA・RA　やさしい麦茶」テレビCMの歌唱を担当するなど、精力的な活躍を見せる二階堂和美。4年の月日を越えてなお賞賛され続ける『にじみ』を、あらためてアナログ盤でじっくり聴いてみたいものだ。

二階堂和美 『にじみ』（限定アナログ2LP）
発売日：2015年7月15日（水）
価格：3,241円＋税