アイドルカレッジ・アプガ・仮面女子らが夏を先取りの熱狂ライブ【「IDOL CONTENT EXPO 〜また帰ってきたよ!初夏の大無銭祭〜」2日目レポート】

2019.5.24 19:25

アイドルの合同ライブイベント「IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド〜また帰ってきたよ!初夏の大無銭祭〜」が18日、19日の2日間に渡り、千葉・イオンモール幕張新都心にて開催された。今回は、その2日目となる19日のレポートをお届けする。

6回目となった同イベント。2日間で60組超のアイドルが出演した。5分単位の調整時間はあるものの、朝の10時過ぎから夜の9時近くまで、アイドルたちが野外ステージに入れ替わり、立ち替わり登場し、熱いライブを繰り広げた。そんなライブを観客は完全無料で楽しむことができ、アイドルファンの間では、“太っ腹なイベント”としてすっかり定着した。今回は、冬の「豚汁」に続き、オフィシャルグッズとして「かき氷」が登場。

YOANI1年C組
YOANI1年C組

2日目となった19日、トップバッターは、声優やアイドルを育成する代々木アニメーション学院から誕生したアイドルグループ・YOANI 1年C組。ダークブルーとモスグリーンのエレガント&キュートな衣装を身に着け、「みなさん、おはようございます!」と元気にあいさつ。「盛り上がって行きましょう!」と呼び掛け、1曲目のパフォーマンスをスタート。

この日、幕張の空は、朝方は雲が出ていたが、YOANI 1年C組のライブが始まると、1曲目の途中で陽光が差し始めた。会場は一気に初夏の雰囲気に。スタンディングの観客エリアにはすでに大勢のアイドルファンが詰めかけており、2階バルコニーも、ファンで賑わっていた。

YOANI 1年C組の4人は、3曲目として、夢への1歩を踏み出す人の背中を押す応援ソングを熱唱。パフォーマンスを終えると、「最後にあいさつをしたいと思います。みなさん、“1”を出してください!」と呼び掛けた。メンバーとファンが人差し指を立てた手のひらを天へ掲げ、メンバーたちは「私たちは、YOANI 1年C組でした!」と笑顔を弾けさせた。

冒頭からYOANI 1年C組が一体感を作り上げた会場で、2番手としてステージに上がったのは、KATA☆CHU。アイドル予備軍ユニット「アイドル←片思いチュー」から結成された、夢や目標など“何かに片思いしている”人を応援する7人組アイドルユニットだ。

7人は、白を基調にし、それぞれのメンバーカラーをアクセントに取り入れた清楚な衣装で登場。1曲目から盛り上げソングを繰り出し、歓声を浴びた。

1曲目を終えると、自己紹介をして「今日も、頑張っていきます!よろしくお願いします!」とにっこり。合計3曲を披露し、3曲目の終わりには、7人で横一列になって手を繋ぎポーズを決めた。ファンに「お手を拝借!」と告げ、ファンと一緒に声を出しながら、手拍子をしてライブを締めくくった。

ひとカケラの世界。
ひとカケラの世界。

3組目のひとカケラの世界。は、昨年7月にデビューしたばかり。大きな世界の小さな1つのパーツに過ぎないメンバーが集まり “ジブン色”を世界に発信していく次世代エレクトロ×Rock×アイドルユニットだ。

ひとカケラの世界。の4人は、トップスとスカートがセパレートになったブラックの衣装で姿を現した。ビジュアル的にも目を引くが、1曲目で、恋する女の子の気持ちを歌い上げ、アイドルファンのハートを掴んだ。

1曲目が終わると、「イオンモール幕張新都心にお越しのみなさん、こんにちは!」と声を弾ませた。メンバーの1人が「この度は、たくさん集まって頂き、ありがとうございます」と口すると、他のメンバーたちから「改まっているね」、「緊張してる?」とさっそくツッコミが。メンバー同士の仲の良さが、会場をほのぼのとした空気に包んだ。

2曲目に入る前には、「簡単な“振り”ですので、一緒に踊ってください!」と呼び掛け、振り付けの説明を行った。曲が始まると、ソロパートの前にファンがメンバーと一緒に手拍子を使った振り付けを行い、ライブを盛り上げた。

トップバッターからひとカケラの世界。までの3組は、どのグループも、ファンと一緒に行う手拍子だったり、振り付けなどを取り入れ、冒頭から会場を熱くさせた。ステージとファンの距離が近いことも、イオンモール幕張新都心で開催されるIDOL CONTENT EXPOの特徴で、ファンはアイドルライブの醍醐味をたっぷりと堪能できる。

アップアップガールズ(プロレス)
アップアップガールズ(プロレス)

4番手として登場したのは、「歌って、踊って、闘える」最強のアイドルを目指すグループ・アップアップガールズ(プロレス)の3人。アイドルであり、プロレスラーとしてリングにも立つメンバーたちの衣装は、他のアイドルたちとは違い、リングコスチューム。その姿で「盛り上がって行くぞ!」と会場を煽り、ライブをスタートさせた。曲の途中でも、何度も「みなさん、一緒に踊ってください!」などと呼び掛け、会場のボルテージは上がっていくばかり。

さらに3人は、ステージからファンが詰めかけている観客エリアまで下りて、ファンの真ん中でパフォーマンスを開始。一体感が醸し出されていた会場で、アップアップガールズ(プロレス)の3人は、さらに存在感を発揮した。最後は、プロレス団体「東京女子プロレス」のシングルマッチのトーナメントに3人とも出場することを告知し、熱いライブを終えた。

あそびダンジョン
あそびダンジョン

続く、あそびダンジョンは元気な掛け声をあげながら、リズムに乗って登壇。7組目のDREAMING MONSTERは、1曲目からタオルを振り回すパフォーマンスで会場を沸かせた。

DREAMING MONSTERのライブが終わるころには、ちょうど正午になっていた。会場には、シャツを腕まくりしたファンや、Tシャツ姿で声援を送るファンの姿も。DREAMING MONSTERは、「今日は早い時間だったのですが、たくさんの方に駆け付けてもらえて嬉しいです」と声を弾ませ、「かき氷も食べて行ってね!」と告げていた。

仮面女子
仮面女子

午後の時間帯に会場を盛り上げたのは仮面女子。18人が黒を貴重とする新衣装で登場した。1人は赤い仮面で、ほかの17人は黒い仮面を被った姿でステージにあがった。

1曲目には、ロックバンド・シドの名曲をカバーした「妄想日記」。妄信的な恋心が描かれた楽曲で、黒仮面でのパフォーマンスに、ファンの視線は釘付けに。

2曲を終えると、MCタイムになった。「仮面女子は毎回、ここでのイベントに出させて頂いているのですが、今回、ここでは初公開となる新衣装と黒仮面でやってきました。5月1日に舞浜アンフィシアター(千葉)でワンマンライブを開催したときの新衣装です」と紹介。5月1日から「仮面女子の第2章」が始まったといい、「また新たに頑張っていきます。盛り上がって行きましょう!」と声を弾ませた。

3曲目からも「元気種」、「マリン☆ロード」など人気の楽曲を続けた。メンバーたちは「たくさん盛り上がってくれて、ありがとうございます」と感謝を口に。

アイドルカレッジ
アイドルカレッジ

仮面女子に続いてステージにあがったのは、結成10周年を迎えたアイドルカレッジ。「一緒に声を出して、一緒に踊って、楽しんでいきましょう!」と呼び掛け、ライブをスタート。青春ソングを続け、3曲目には、ファンと一緒にタオルを振って、会場を盛り上げた。最後の曲となる4曲目は、ファンからの支持が高い名曲「YOZORA」。イントロが流れただけで、野外会場の空気が一転し、ファンのボルテージは最高潮に。圧巻の存在感を見せつけた。

アップアップガールズ(仮)
アップアップガールズ(仮)

辺りが暗くなり始めたタイミングでライブを行ったのは、結成8周年を迎えた“アプガ”ことアップアップガールズ(仮)。「ラストスパート、盛り上がって行きましょう!」と叫び、会場が湧きあがる楽曲「アッパーカット!」でライブをスタート。続けて2曲を終えると、MCでは、「なんと、アップアップガールズ(仮)は、あと2曲しかないのです!」と呼び掛けた。ファンから「えぇ〜!」というライブが終わってしまうことを惜しむ声が上がると、「それが聞きたくて、やりました!」と笑顔を弾けさせ、笑いを誘った。

3曲目に6月リリースとなる新曲からノリノリの楽曲「Da Dan Dance!!!!!」を披露。4曲目にも盛り上げソングの「アッパーレー」を続けた。アプガのライブが終わるころには薄暮の時間になっており、アプガの5人は、「まだまだ、盛り上がっていってください!」と呼び掛け、熱狂のライブを終えた。

アプガがノリノリの空気を作り上げた夜の会場では、さらに5組のライブが行われた。

sherbet
sherbet

この日、2日間の大トリともなる最後のライブを行ったのは、5人のグラビアアイドルが本格的なダンスで魅せるユニットsherbet。ミニスカートのキュートな衣装に白いブーツ、そして、CAの帽子を被り、首にはスカーフを巻いたスタイルで登場。新曲「アテンションプリーズ」をはじめ、4曲を熱唱した。

sherbetの5人は、キレのあるダンスを披露し、さらに力強いボーカルでじっくりと聞かる一幕もあった。「最後まで盛り上がって行きましょう!」などと呼び掛ける煽りも効果的。これまでライブを行ってきたアイドルたちが作り上げた会場の空気を圧巻のパフォーマンスで最後に爆発させて、大歓声を浴びた。2日間に渡って行われたアイドル60組超が出演したイベントが幕を閉じた。

5月21日から26日までの6日間、同イベントの“後夜祭”カフェとして、ドラマカフェ池袋店にて『IDOL CONTENT EXPO ポップアップカフェ supported by プリンセスカフェ』が開催中。同カフェでは、出演アイドルたちのライブ写真展示やコメント映像の放映などが行われているので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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