カンザキイオリ、 1stアルバム「白紙」より リード曲「音楽なんてわからない」MV公開
監督は、3DCG・セルアニメーションに造詣が深く、MVやCMなど様々な映像作品を手がける川サキケンジ、イラストは「白紙」のジャケットも手がけているイラストレーターshironeが担当。
カンザキイオリは2014年にボカロPとして活動を開始(活動当初は黒柿 くろがきという名義で活動)し、2017年 に発表した「命に嫌われている」が現在までに700万再生され注目を浴びる。「命に嫌われている」はそ の後、様々なアーティストや歌い手が次々とネット上でカバーを発表しバイラルヒットを記録、それらの カバーVer.も合わせるとこれまでに推定5000万再生以上されており、近年稀にみるモンスターヒットを 記録、今最も注目を浴びている新世代ボカロPの1人である。
<カンザキイオリ コメント>
この楽曲は、ファーストアルバム「白紙」のリード曲として制作しました。
音楽を通して経験した苦悩をそのまま表現した曲になっています。
自分は amazarashi というアーティストが好きで、高校生ぐらいの時に作っていた過去の曲は、その
amazarashi さんを真似た曲ばかり作っていました。
しかし楽曲を真似るんじゃなくて、もっと自分にしかない曲調だとか、歌詞だとかを作っていかなければ、と思って、今ではテンポ早めのハードなロックだったりだとか、恋愛もののバラードだったりだとかを作っています。
今回は、せっかくのファーストアルバムだから、あの頃に戻って、世間体とか、批判とか、そんなこと考えないで、音楽を始めた頃の作風に原点回帰するようなイメージで作りました。
作っていて、自分があの頃に戻れたようでとても楽しかったです。
また、歌詞にはたくさんのことを詰め込みました。
サビにある、「お金で満たされた耳じゃ聞こえない」と、「愛情で満たされた目じゃ探せない」は、そのままの僕の現在を表しています。
いろんな方に自分の楽曲を聴いてもらえたおかげで、今とても幸せです。
その幸せのおかげで、自分の曲の源でもある負のオーラが薄れてしまった苦悩を歌詞に込めました。
簡単に言ってしまえば「スランプに陥ってしまったアーティストの曲」なんですが、最後には、幸せってどういうことなのか、その幸せと、人はどう立ち向かえばいいか、ということを思わず考えてしまうような歌詞を目指しました。
そのほかのこの曲の具体的なエピソードは、ファーストアルバム「白紙」に収録されているセルフライナーノーツ集「白紙録」に収録されています。
この楽曲を作るにあたり裏側で起きていたことが色濃く描かれているので、ぜひ読んでみてください。