HOME MADE 家族のKURO『サミュエル・サトシ』として作家デビュー&初のオリジナル小説を出版

2019.3.18 19:00
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サミュエル・サトシ

HOME MADE 家族は、2016年12月以来グループとしての活動を無期限休止中ではあるが、読書好きであるメンバーのKUROは、書評を中心としたコラムやレビューなど、レギュラー連載で注目を集め、2019年3月18日に、作家名義『サミュエル・サトシ』として、初のオリジナル小説【マン・イン・ザ・ミラー 「僕」はマイケル・ジャクソンに殺された】を出版し作家デビューした。

先月からは、「KADOKAWA × はてな」による小説投稿サイト「カクヨム」でWEB連載を行い、出版に先駆けた原稿が公開され話題に。

タイトルからも分かる通り、本作は著者自身も大ファンだと語るマイケル・ジャクソンにまつわるエンターテインメント小説だが、マイケル・ジャクソン本人ではなく、マイケルに魅せられ“インパーソネーター”として、その半生を捧げた実在の日本人をモデルにした創作小説だ。

“インパーソネーター”とは、ある歌手や俳優、コメディアンになりきってパフォーマンスをするエンターテイナーの呼称で、この小説のモデルになった人物は、マイケル・ジャクソン本人に「Excellent!」と言わしめた程のクオリティを誇っていた。だが突き詰めれば突き詰めるほど次第に評価は“自分”にはなく、“マイケル”であるという動かしがたい事実が立ちはだかり、似せれば似せるほど、あくまでも「模倣品」とされ、その狭間で彼は苦しむことになる。マイケルに夢中になることで得た沢山の仲間と心を通わせ合いながらも、すれ違いや悲しい別れなど、主人公を取り巻く環境は激しく変化していく。自己とはなんなのか?芸術とは?友情とは?そして2009年6月25日、絶対的な存在であったマイケルの死を迎え、 “インパーソネーター”が最後に導き出した答えとは…。

奇しくも、今年はマイケル没後10年という節目の年。青春小説でありながら、マイケル・ジャクソンの歴史小説の役割も果たす本作は、ミュージシャンだからこそ綴れたエンターテイメント小説だ。マイケル・ファンはもちろん、音楽やエンターテインメントを愛するすべての人にとって、読み応え十分な作品と言えるだろう。

【コメント】

「変わり者と呼ばれるかもしれない。世間の人にはなかなか理解されない仕事かもしれない。笑われるかもしれない。だけど人生は一度きり。全力で生きるこの姿に、読んだらきっと熱くなる。夢をあきらめたことのある大人たち、読むべし。ドキュメンタリーと小説のブレンドされた新しいジャンル。ドキュノベル。ここに誕生。」(放送作家 鈴木おさむ)
「ひとつの時代の熱狂と興奮が瑞々しく詰め込まれた最高の青春エンターテイメント小説。マイケルジャクソンは今もここで生きている!」(オリエンタルラジオ 中田敦彦)

【作品情報】

タイトル:マン・イン・ザ・ミラー 「僕」はマイケル・ジャクソンに殺された
発売日:2019年3月18日(月)
著者:サミュエル・サトシ
定価:本体1400円(税別)
出版社:KADOKAWA
サイズ:四六判
総ページ数:288ページ
ISBN:978-4-04-896505-7

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