「UVERworld ARENA TOUR 2018 〜女祭り〜」女性ファンに感謝を込めて届けられたライブが放送

2019.3.7 12:00
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撮影:鳥居洋介

“今の俺たちがあるのは、みんなが支えてくれたからなんだ”と女性ファンに感謝を込めて届けられた「UVERworld ARENA TOUR 2018 〜女祭り〜」がいよいよ3月24日に放送される。

UVERworldはデビュー当時、95%が女性ファンであったことから、TAKUYA∞は、“今の俺たちがあるのは、みんな(女性ファン)が支えてくれたからなんだ”と胸を張る。彼らはこれまでも男祭り、女祭りと称した限定ライブを行ってきているのだが、男祭りが出来るようになったのも、女性ファンたちのおかげなのだと TAKUYA∞は言う。つまりは、男祭りが出来るようになるまでUVERworldを支えてくれたのが、女性ファン。TAKUYA∞曰く、カッコイイモノとか新しいモノを見つけるのが早くて上手なのは女性なのだと。そんな彼女たちが最初にUVERworldを見つけ、“UVERworldっていいよ!” とみんなに勧め、広めてくれたおかげで、自分達は今、こうしてステージに立てているのであると。

TAKUYA∞は女祭りの光景を、【俺たちのプライドが呼び寄せた結果】だと言う。もちろん男祭りも、彼らのプライド。しかし、彼らは男性ファン、女性ファンを隔てているわけではない。今の彼らUVERworldを作り上げたのは、紛れもない、彼らを支え続けた CREW(UVERworldのファンの名称)全ての熱い想いであるということを知った上で、敢えて“限 定”という形を取っているのにも、ちゃんと特別な想いがあるのだ。“限定”ライブというスタイルを取ることで、通常のライブにはない、“特別”な魅せ方が出来るからである。だからこそ、だったのだろう。

2018年12月21日。自らの誕生日に、TAKUYA∞は女性限定の女祭りを当てていたのである。一番自分の大切な日に、一番感謝すべき人たちを集めて歌を届けたかったのだろう。しかし、この日は女祭りだけではなく、なんと、女祭りと男祭りの両方を1日に行ったのである。つまり1日2公演。昼の部を女祭りとして13時から日本武道館で行い、夜の部を男祭りとして19時から横浜アリーナで行うという前代未聞の限定ライブを行ったのだ。

始まりは「CHANCE!」。割れんばかりの歓声とはこのこと。武道館に集まった1万人の女CREWたちは一斉に声を上げ、高く拳を上げて彼らの音に応えた。「CHANCE!」から「SHAMROCK」「シャカビーチ ~Laka Laka La~」「浮世 CROSSING」という流れで届けられていったセットリストに、歓喜の声を上げるCREW達。そう、これらの曲達は最近のライブでやっていなかったこともあり、曲、そこに向ける歓声は一際大きなものであったのだ。女祭り、男祭りとは、そんな“特別”を届ける場所でもある。

女祭りの開催は実に3年ぶりということもあってか、彼らから間髪入れずに届けられる “特別”に対する歓喜の声が沸き上がる客席は、いつもの熱とは違う突き抜けた手放しな熱を感じた。それは、アルバムツアーの様にコンセプチュアルな世界観でもなく、新旧問わず自由に組み立てられたセットリストを、彼らもCREWも純粋に向き合って音楽を楽しめている様子だった。

「もう二度と武道館ではやらないだろうなって思ってた曲を連続してやったけど、やろうと思わせてくれてありがとう。誕生日を祝ってもらう側が、祝ってくれるみんなを祝う気持ちで楽しませることが、本当の誕生日の祝われ方だと思うから。今日はみんなをガッチリ楽しませていくのでよろしく!」

TAKUYA∞は10年ぶりにやった曲達を振り返りながら、CREW達と過ごせている今を改めて噛みしめていた。中盤では、会場から選んだCREWを1人ステージに上げ、「君の好きなうた」「SHOUT LOVE」を歌って届けた。“1人”に歌われる様なシチュエーションでの演出は、会場に集まった“1人”“1人”に届けていることを意味するものであったと悟った。その他にも見どころは特筆したいことばかりだった。

「EDENへ」では会場中のCREWが一丸となって声を揃えて歌った圧巻の景色を魅せ、サックスが力強く伸びやかに響き渡るイントロから始まっていった「ナノ・セカンド」では、炎が噴き上げる中で最上級の熱を放ち、“女捨てて声聞かせろ!”というTAKUYA∞の挑発に、更にCREW達が熱を上げていった「IMPACT」では、この日最高の盛り上がりを見せたと言っても過言ではない景色を魅せてくれた。

生きていく上で見落としがちな言葉達が詰め込まれた「Ø choir」もUVERworldというバンドの個性。力強いメッセージだけではなく、何気ない毎日の中に潜むヒリヒリする様な感情こそをも、彼らは見事に描き出し、そしてそれを音に乗せ、聴き手の心の奥底まで運んでいくのだ。CREW達は手を掲げ、声を重ねた。それは、全てのCREW達が、UVERworldというバンドと、この時代に生きられているという幸せを噛み締めている様に感じた瞬間だった。

ラストに届けられたのは「在るべき形」。自分らしく生きることへのエールを送り、人間として失ってはいけない大切なことを、この日も彼らはしっかりと残してくれた。“また女祭りで会おうぜ!”と高らかに叫び、男祭りが行われる横浜アリーナへと向かった。

このライブの模様は今月24日にWOWOWで放送される。4月放送の「男祭り」と合わせて、2ヶ月連続UVERworldの前代未聞のライブをチェックしてみてはいかがだろうか。

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