26時のマスカレイド“2019年・夏メジャー・デビュー”を発表
26時のマスカレイドが2月6日、通算7度目、バンドを従えてのワンマンライブ“2月6日のマスカレイド~今宵はバンドで踊りましょ?~”を東京・渋谷TSUTAYA O-EASTで開催した。
26時のマスカレイド(通称ニジマス)は、“読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディション”で選抜されたメンバーで2016年に結成。「FASHION&EMOTION」をテーマに掲げ、衣装プロデュースをWEGOと文化服装学院が手がけていることでも話題を呼んでいるアイドルグループだ。
会場は平日にも関わらず満員のソールドアウト!開演時刻となり、ドラムがリズムを刻む生SEでステージの幕が開き、この日のライブタイトルにあるように“ワンマンでは初の生バンド”ならではのオープニングが始まる。それに続いて、ステージ上には黒を基調としたロックな新衣装を纏った森みはる、江嶋綾恵梨、吉井美優、大門果琳、来栖りんの順に5人が登場。大歓声に包まれる中、ミュージカルのような世界が展開される人気曲「仮面に隠れたセレナーデ」からライブはスタートした。続けてファンのコールの中、疾走感あふれる「COLORS」「ニジマスエモーション」といったナンバーで、初めての生バンドでのパフォーマンスを魅せる。
江嶋は「体の全てでニジマスのライブを楽しんでいってください!」と観客に声をかける。男性はもちろん、女性ファンが多いことでも知られるニジマス。和風なエッセンスが個性的な「ハナイチモンメ」、スクリーンに「スキ?キライ?ねぇスキ?どっちなの」と荒ぶる文字が映し出されるヘビィなロックナンバー「Wai-Chai-Na」、せつなさが滲むエモーショナルな「GoWay」と息つく暇もなくライブは進む。ライブという空間で生まれる、熱い感情、ハッピーな空気感、楽しい一体感は、性別を超えて愛される彼女たちならではのものだろう。
「メンバー紹介が作品になったこれまでになかった曲です」と紹介し、新曲の「LOVE&FISH」を披露。「およげ!ニジマスくん」では、魚のぬいぐるみをタオルのように回しオーディエンスを煽り、曲の終わりにはそのぬいぐるみを会場に投げ入れた。
「結成して2年が経ち、3年目に突入しました。私たちが活動していく中で、目標だったり夢だったりが一人ひとりの中で芽生えてきて、そのひとつがこの生バンドライブです。このステージに立てているのはここにいるみんなが支えていてくれるからです」(江嶋)
江嶋のMCに続きバラード・セクションへ。ステージの照明と映し出されたMVの中で降る雪の映像が合わさり切なさがいっそう増す「スノウメモリー」、そして曲中に“好き”を26回言うという「ゼンキンセン」を力強く聞かせた。
「これからがラストスパートです!」「みなさんニジマスが好きですか!」「最後まで盛り上がっていきましょう!」と掛け声をかける。後半戦にはキラーチューン「チャプチャパ」、初のオリジナル曲「B dash!」、事務所の先輩でもある、SILENT SIRENに作品を提供しているクボナオキ(ギターで参加)が作曲した、代表曲ともいえる「ハートサングラス」をハイテンションで熱唱し、会場は最高の盛り上がりを見せ、本編を終えた。
アンコールは、繰り返されるコールの中、優しいピアノの調べとともに幕が開くと、ステージ上に倒れた4人が起き上がるシーンから始まる「七色のツボミ」。「何回でも何回でも/終わらない夢に向かって」という歌詞が彼女たちの今の気持ちとリンクする。
「神マスカレイド」の発表とニジマスワンマン公演ニジマスストーリー第5章の開催が映し出され、さらに“重大発表として”メンバー達にはサプライズにされていた“2019年・夏メジャーデビュー”がアナウンスされると、メンバーは号泣し、抱き合い喜びあった。会場に集まった全員が歓喜の声を上げ拍手が鳴り止まなかった。
「メジャーデビューした意味をみんなにちゃんとわかってもらえるような結果を残さないとなといけないなと思ってます」(森)
「メジャーデビューという発表があって正直驚いているんですけど。嬉しいし、現実になってもっと頑張らなきゃなって気持ちになっています」(吉井)
「これがゴールじゃないって思ってて。もっともっとたくさんの方にニジマスを知ってもらいたい」(来栖)
「メジャーデビューもビックリしました。これからも応援してくれたらうれしいです」(大門)
「夏の主役はニジマスだ!」(江嶋)
「ニジマスに関わってくれたすべての人に贈ります」と来栖が曲紹介。人気曲「心から…」をラストナンバーとしてパフォーマンスした。「君に逢えて良かった」というフレーズが耳に残りながら、2019年最初のワンマンライブは大成功で幕を閉じた。
バンドを従え、ニジマス楽曲の持つビート感がよりいっそう感じられた約2時間。彼女たちはここからもさらなる高みを目指して全力で駆け抜けていく。