2018年、解散・活動休止を明らかにしたアーティスト
様々なニュースが日本を駆け巡った2018年。その中で、アーティストの解散のニュースも多く報じられた。今回は、2018年に解散や活動休止を明らかにしたアーティストについて特集する。
◆Cheeky Parade
4月12日、女性アイドルグループCheeky Paradeが、解散することを発表した。オフィシャルサイトでは「この度、2018年7月31日をもって、解散いたしますことをご報告させていただきます。併せまして、解散LIVEを7人で実施いたしますこともご報告させていただきます。」「グループとしての活動は、この解散ライブをもって終了となります。」と報告。リーダー鈴木友梨耶は、悔しい思いや謝罪の言葉を綴りながら「それぞれ違う道を歩いてもずっと応援していて下さい。大好きです。ありがとうございました。」とコメントした。Cheeky Paradeは2012年2月19日 avexのアイドル専用レーベル「iDOL Street」の第2弾アーティストとして結成されたアイドルユニット。 通称「チキパ」。2013年1月9日にメジャーデビューシングル「BUNBUN NINE9’」でデビューした。
◆Aqua Timez
5月8日、5人組バンドAqua Timezが、2018年で解散することをオフィシャルサイトで発表した。太志(Vocal)は「メンバー全員で話しあった結論です。ごめんなさい。」と説明。OKP-STAR(Ba)は「実力もないのにバンドの名前だけ広まってしまって、どうしたらいいかわからず悩む時期もありました。葛藤もたくさんありました。」と葛藤を明かすと共に「みんなにはちゃんと見届けてもらいたい、これが今の僕の願いです。」と気持ちを吐露していた。Aqua Timezは、太志、OKP-STARを中心に2003年に結成され、サポートメンバーだった大介、mayukoが参加し、2006年7月TASSHIが加わって現在の5人編成になった。2008年には、日本テレビ系土曜ドラマ「ごくせん」の主題歌として「♪大丈夫だよ~」のフレーズが有名になった「虹」をリリース。2008年上半期を代表する大ヒットシングル、そして彼らの代表曲となった。
◆PASSPO☆
5月18日、7人組ガールズロックユニット・PASSPO☆が解散することをオフィシャルサイトにて発表した。「PASSPO☆は、2018年9月22日 中野サンプラザにて開催致しますワンマンライブをもって解散することとなりました。突然のお知らせとなってしまい大変申し訳ありません。」と報告。理由について「昨年末より今後の活動やクルーそれぞれの将来について、本人達と話し合いを重ねてきた中で、別の道で挑戦したいという希望が出て参りました。その中であらゆる可能性を踏まえてクルー、スタッフ共にPASSPO☆という形を残すことに尽力してきましたが、『この7人で続けられないのであれば』という思いがあり、最終的に解散という道を選ぶこととなりました。」と綴っている。PASSPO☆は2009年に結成。自身たちがCAというコンセプトで自らをクルー、ファンをパッセンジャー、ライブをフライトと呼ぶなど、個性的な活動でファンを魅了してきた。
◆黒猫チェルシー
4人組バンド・黒猫チェルシーが、6月5日、今年9月30日までの活動をもって休止することを、公式ページ、および公式SNSアカウントにて発表した。この休止発表に関しては、黒猫チェルシーメンバーからのコメントも発表されており、その中では「黒猫チェルシーのこの先、15年、20年を見据えた時に、メンバー各々が音楽家としてもっと成長する必要が有ると感じました。」という休止に至った経緯も明記しつつ、「必ず戻ります。これからも宜しく!」という一文も添えられていた。
◆妄想キャリブレーション
胡桃沢まひる、桜野羽咲、星野にぁ、雨宮伊織、水城夢子からなる、5人組アイドルグループ・妄想キャリブレーションが、2019年2月に活動を終了することを、発表した。グループのオフィシャルブログでは「この度、『妄想キャリブレーション』は2019年2月23日のZepp DiverCityでのライブをもちまして活動を終了することをご報告させていただきます。」と発表。「突然の発表となり、ファンの皆さまを驚かせてしまい大変申し訳ございません。」と謝罪した上で「2017年春からメンバーの一つの夢でもあった「47都道府県ツアー」を行い、今年4月に全公演を走り抜けたタイミングで、今後の活動について話し合う機会が増えました。」「紆余曲折しながらも何度も話し合いを重ね、一人一人が自分の未来やグループの未来を真剣に考え続けた結果、活動終了という選択をすることになりました。」と活動終了の決定に至った経緯を綴った。また「活動終了となる2019年2月23日のZepp DiverCity公演へ向け、最後の最後まで全力で、がむしゃらに走り続けますので是非、会場でご覧頂ければと思います。」とも記していた。
◆ベイビーレイズJAPAN
7月25日、5人組女性アイドルグループ・ベイビーレイズJAPANが、9月24日をもって解散することを発表した。ベイビーレイズJAPANのオフィシャルサイトでは「昨年、結成5周年を迎え、野外ワンマンライブ3連戦をやり切ったタイミングで、スタッフとメンバーで、今後の活動について話し合う機会が増えていきました。今まで走り抜けてきた分、一度止まって振り返り、未来を考える必要があったからです。」ときっかけを明かし、その後何度も本気で話し合いを重ね続けた結果「この先、全員で同じ方向を向いて活動することが出来ないという結論に至り、メンバー・スタッフ全員で『解散』という選択を致しました。」と、解散という結果に至った経緯を報告した。ベイビーレイズJAPANは、2012年9月、5人組アイドルユニット「ベイビーレイズ」としてメジャーデビュー。その後、2013年にはNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌である「暦の上ではディセンバー」をリリースし注目を集めるなど、活躍を見せていた。
◆バニラビーンズ
8月1日、2人組の女性ユニット・バニラビーンズが、今年10月をもって解散することを発表した。オフィシャルサイトでは、昨年10月にデビュー10周年を迎え、ベストアルバムの全国ツアー終了後、今後の活動について話し合いを重ねたとして、その結果「残念ではありますが、今年の10月をもってバニラビーンズとしての活動を終え『解散』という結論に達しました」と報告した。今後は、9月にラストシングルのリリース、10月にはラストワンマンライブ、またイベントも行う予定としている。解散に当っては、メンバーもそれぞれコメントを寄せており、レナは「みんな、ごめんね。バニラビーンズを守りきれませんでした」と解散を謝罪。「グループはなくなりますが、音楽はずっと残り続けます。これからもバニビの音楽をいっぱい愛してあげてね!」などと心境を綴った。また、リサは「素直な気持ちと向き合うと、今は大きな寂しさとそこに見え隠れするくやしさで心がいっぱいですが、そんな風に思うのもこの長い活動で出会えたいつも温かいファンの皆様、バニラビーンズに携わってくださった関係者の皆様、全ての方々のおかげです。」とコメントした。
◆タッキー&翼
9月13日、活動休止していたタッキー&翼の滝沢秀明と今井翼が公式サイトに解散を発表。公式サイトでは「事務所とも話し合いを重ね、最終的には2人で話し合い、この度、CDデビューから16年を迎えた9月10日をもってタッキー&翼は解散という道を選ぶことに致しました。」「これまで愛してくださったファンの皆様、常に応援し続けてくださった奥の皆様のお気持ちにお応えすることが出来ないままで、大変申し訳ない気持ちで一杯ですが、共に30代半ばを過ぎ、一人の男としてこれからの人生をそれぞれ見つめての決断とご理解いただけたら幸いです。」として、今井は病気療養のため事務所を退所、滝沢は年内で芸能活動を引退し、事務所タレントの育成やプロデュースを行っていくという。