大比良瑞希、コンピレーションアルバム収録曲よりフィッシュマンズの名曲「いかれたBABY」のカヴァーMV解禁
2000年代初頭を席巻したマガジンハウスから刊行されていた伝説のカルチャー・マガジンならぬオルタナティヴマガジン『relax』。
その特集から誕生した、70年代のロンドンで流行したスウィート&メロウなレゲエ、ラヴァーズ・ロックを集め人気を博した名物コンピレーション、『RELAXIN’ WITH LOVERS』シリーズのスピンオフ、和物盤『RELAXIN’ WITH JAPANESE LOVERS』の第7弾、『RELAXIN’ WITH JAPANESE LOVERS VOLUME7~IN THE MOOD FOR JAPANESE LOVERS COLLECTIONS~』が本日11月28日にリリースされ、このアルバムに収録された大比良瑞希の「いかれたBABY」のMVが解禁となった。
「いかれたBABY」は、数々のアーティストにカヴァーされているフィッシュマンズの言わずと知れた名曲だが、サブスクシーンで頭角を現している次世代型シンガーソングライター・大比良瑞希によるこのアルバムのための新たなアプローチで、ストリングスやブラスも加わった豪華なバンドサウンドのアレンジが施されている。既に11月14日には音源が先行配信され、その楽曲の世界観には絶賛の声が集まっている。また、先行配信と同日に本人のSNSでのみMVのショート・バージョンが公開され、フルサイズの公開に期待が集まっていたが、本日、満を持しての解禁となった。
今回のMVは、大比良のスモーキーな歌声の魅力、原曲とは一風違った味わいを感じさせるバンドサウンドでのアレンジを、シンプルに観て・聴いて感じられる作品となっている。大比良の歌唱力を堪能できるカットのみならず、バンドの演奏シーンも盛り込まれた映像となっており、脇を固めるバンドメンバーには、チェロに大比良のプロデューサーでもあり今回の楽曲アレンジも担う伊藤修平、キーボードにはShowmoreの井上惇志、ベースはCRCK/LCKSやCICADAでも活躍する越智俊介、ドラムスには同じくCICADAの櫃田良輔といった、これまで大比良のオリジナル楽曲のレコーディングやライブでもお馴染みの盟友といえるアーティストたちを迎え、さらにブラス&ストリングスメンバーも参加した華やかな編成での映像となっている。そして、意外にもバンドの演奏シーンを収めるのは大比良のMVとしては初めての試みである。
そんな記念すべき初のカヴァー曲&初のバンド編成でのMVは、新世代エレクトロバンドとして注目を集めるsui sui duckのメンバーであり、バンドのMV制作やアーティスト写真の撮影もこなすアートディレクター・高橋一生によるディレクションで制作された。サブスクリプション世代のシンガーソングライターと、新進気鋭のバンド・アートディレクターの次世代アーティスト同士がタッグを組んだ注目の映像となっている。