アプガ、放プリ、仮面女子らアイドル33組が熱狂のステージ!【「IDOL CONTENT EXPO ~大無銭祭~」1日目レポート】
アイドルの合同ライブイベント「IDOL CONTENT EXPO@イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド ~帰ってきた、初夏の大無銭祭~」が19日、20日の2日間にわたって千葉・イオンモール幕張新都心にて開催。
2日間でアイドル総勢65組が出演したイベントの1日目には33組が出演し、熱狂のライブステージを繰り広げた。
1日目のトップバッターを務めたのは、今井希海・星野桃叶・本條佳花からなる3人組アイドルユニット・littlemore.。「がんばるぞ!」と気合十分の円陣を組んで、ステージに駆け上がった。littlemore.のライブは朝の10時15分から始まったが、会場となる野外ステージには、開演前から熱心なファンが詰めかけた。朝方は曇っていたもののライブの途中から日が差し始め、3人は「すごい! 青空が広がってきた!」とにっこり。最後の曲となった3曲目のころには、littlemore.の3人は汗だくになっていた。
2グループ目の“みらくる!わんだらんど”は「みんな叫べ!」と会場を煽ってからパフォーマンスをスタートさせ、会場をさらに温めた。
3番目にステージにあがったのは、“ファッションの聖地”原宿で生まれたガールズユニット・ハラ塾DREAM MATE。デニム、ショートパンツ、トレーナーなどに身を包んだ中高生7名は、全員がキッズブランドのモデルとして活躍した経験を持つ。リーダーの木原彩華は「IDOL CONTENT EXPOに出演させて頂くにあたり、めちゃめちゃ緊張しているのですが、この緊張感をパワーに変えてみなさんに元気をお届けできるように頑張ります」と声を弾ませた。続けて、「私たちの初シングルのお披露目が最後にありますので、“はじめまして”のみなさんも、最後まで私たちのステージを観ていってください」とあいさつ。
ハラ塾DREAM MATEの6月6日リリースの1stシングル「First Step」は、最初の1歩を踏み出す人を後押しする応援ソング。メンバーたちは「レッスンなどで苦しいことや辛いことがありましたが、それをみんなで乗り越えてきたので、これからも新たなステップを踏めるように頑張ります」、「この曲の歌詞は私たちにぴったりだと思いますので、この曲の歌詞の意味を伝えられるように頑張りたいと思います」と心境を言葉にした。
その意気込みは客席にも伝わったようで、最後の曲として「First Step」を披露するころには、スタイリッシュでキレキレなダンスも織り交ぜた等身大の女の子たちのパフォーマンスに、目の肥えたアイドルファンたちから大きな歓声が沸き起こっていた。
これからスターへの道を駆け上がろうとするハラ塾DREAM MATEのようなグループにとっては、IDOL CONTENT EXPOは自分たちの実力を試す機会となり、そこで得た自信は大きなものとなるだろう。自分たちの存在をアイドルファンに知ってもらうチャンスとしての役割も見逃せない。ファンの側からすると、littlemore.や、みらくる!わんだらんどなどの王道のカワイイ衣装に身を包んだグループから、ハラ塾DREAM MATEのようなスタイル抜群のカッコいい女の子たちまで、総勢65組の中から自分好みのグループを見つけることができる。そんなイベントが、完全無料&客席エリアへの出入り自由(野外会場のため)で開催されるため、アイドルファンの間では、IDOL CONTENT EXPOは「唯一無二の太っ腹イベント」と人気を呼んでいる。
さらに、IDOL CONTENT EXPOの特徴として、5分単位の調整時間はあるものの、出演する30組以上が、朝の10時15分から夜の9時半まで、ぶっ続けでライブを行うことがあげられる。冒頭の3グループの後にも、カプ式会社ハイパーモチベーション、スリジエ、KissBeeなど人気グループが次々と登場し、会場を熱気に包んだ。
そんな会場で、イベントの中盤を盛り上げたのは、“最強の地下アイドル”を名乗る「仮面女子」。この日は、仮面女子を構成する3つのユニット(アリス十番、スチームガールズ、アーマーガーズル)がフル出演となり総勢18名がステージにあがった。仮面女子のトレードマークであるホッケーマスクをつけたまま1曲目を終え、2曲目の途中からいよいよ仮面を外す場面も織り交ぜてのパフォーマンスがスタートし、歓声を浴びた。
仮面女子は「仮面大陸~ぺルソニア~」や「大冒険」など人気ナンバーを含めた6曲で、怒涛の40分ライブを行い、圧倒的存在感を発揮した。
仮面女子の熱狂ライブの後も、マジカル・パンチライン、青SHUN学園、愛乙女☆DOLLをはじめ人気グループがたちが続々と登場し、会場は満員に。
夜のとばりが下りた時間にステージにあがったのは、この夏にメジャーデビューを控えるアキシブproject。秋葉原と渋谷のカルチャーの融合をコンセプトに活動するグループで、女性ファンも多く、最前列で応援する女性たちの姿が増えた。4曲のノンストップライブを行ったあと、マイクを持ったメンバーたちは、「1日目からすごい人です!」とIDOL CONTENT EXPOの盛り上がりに驚いた様子。「大盛り上がりですが、IDOL CONTENT EXPOはまだまだ続きますので、楽しんで行ってください!」と呼び掛け、夜のステージでライブを行うグループたちに繋いだ。
ラストの時間帯にステージにあがったのは、放課後プリンセス、アップアップガールズ(仮)、LinQ、DEAR KISSの4組。
放課後プリンセスは、16時を境にしてカチューシャをティアラに変え、制服姿からプリンセス姿に変身して活動する学園アイドル。この日は、夜のプリンセスタイムのライブとなったため、楊貴妃をイメージした赤いドレス姿で登場。ライブでは、プリンセスタイムの衣装に合った雰囲気の楽曲、青春ソング、王道のかわいさで魅了する楽曲など、テイストの違う3曲を披露したあと、最後に、人気ナンバー「ジュリエット~君を好きな100の理由~」でファンを熱狂させた。4曲のライブではあったが、セットリストの作り方や会場の盛り上げ方を含め、人気グループの実力を存分に発揮した20分間だったといえよう。
次にステージに上がったのは、アップアップガールズ(仮)。アイドル界を見渡すとイベント前日となる18日にはPASSPO☆が9月22日の東京・中野サンプラザ公演をもって解散することを発表したが、関根梓は「最近、解散とか、卒業とかいうことがアイドル界から多くなってきたけれども、戦っていくグループはまだまだたくさんあるし、アイドル戦国時代はまだまだ盛り上がって行きたいなと思います」と“決意表明”。「私たちとファンのみなさんが力を合わせて『アイドル界、まだまだ終わってねえぞ!』ということを伝え、アーティストが好きな方、K- POPが好きな方など色々なジャンルがあると思いますが、色々な方にもっとアイドルのライブの楽しさを伝えていければなと思います」と心境を言葉にした。アップアップガールズ(仮)は、盛り上がりソングの「アッパーレー」をはじめ4曲を披露した。「アプガの次はLinQだよ~!」と言い残し、ステージを交代。
LinQと、大トリのDEAR KISSが、ライトアップされた夜の野外会場でファンを沸かせ、熱狂の「IDOL CONTENT EXPO@イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド ~帰ってきた、初夏の大無銭祭~」1日目が終了した。