Half Mile Beach Clubの全国デビュー作の全貌&リード曲「Olives」MV公開

2018.3.8 12:00
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Half Mile Beach Club

昨年スマッシュヒットした『Rhyming Slang Covers』をはじめ、インディシーンで話題を呼んだコンピに多数参加。インディーロックとクラブカルチャーを横断した活動でDYGL、Luby Sparks、Beipana等と共演し、注目高まる彼らの1st EPがついにリリースされる。

今作はmixエンジニアに元Open Reel Ensembleの佐藤公俊(Mother Tereco)を迎え、バレアリックやマッドチェスターサウンドなどの趣を感じさせつつ、現行インディロックやダンスミュージックシーンとシンクロした幅広い楽曲群を収録。HipHopアーティスト Maco Maretsによるフィーチャリング曲や、トラックメイカー in the blue shirtsのRemixなど層の厚い共演がクレジットを彩る。

CD発売に先立ち、3月8日よりリード曲「Olives」の先行配信もスタート、合わせて公開される特設サイトにはThe Wisely Brothers、beipana、加藤寛之(すばらしか)からの推薦コメントが掲載されている。

【The Wisely Brothersコメント】

去年の夏、CINEMA AMIGOに通り抜ける暖かくて少し冷たい風が気持ちよく、いい夢を見てるような気分だった。
外に出るとコンクリートから砂浜になって、海までザクザクと歩いていく。Half Mile Beach Clubの音楽は日本にいるけれど日本じゃないどこかへ連れ出してくれるような気がした。

【beipanaコメント】

「ダブ、クラウト・ロック、ノイズ・ロック、原始的な電子音楽、映画のサントラを混ぜ合わせた、同時代性とともに全く違う時間軸を持つサウンドスケープ。」これはPrimal Screamの名盤『Vanishing Point』のレビューですが、『Hasta la Vista』にも近しい音楽性を感じました。そして『Vanishing Point』が「映画のサントラを自分達で作り直す」というコンセプトによって作られた点と、『Hasta la Vista』が映画館のパーティー主催者たちによって作られた点も、偶然の類似ではないような。とりあえずAndrew Weatherall好きには、#2と#5は一度聴いてもらいたいです。

【加藤寛之(すばらしか)コメント】

一限に向かう時の逗子駅のホームでスミスの1stを聴いていたら、朝の気だるさと席取り合戦に辟易して、「この街でこの音楽を聴いているのは僕だけなんじゃないか」とくだらないことをよく考えていた。くだらないけど、本気で気持ちが落ちることがあった。この話をハーフマイルの皆んなにしたら、少し笑っていたけど「でも気持ちは分かるよ」と言ってくれた。その一言にとても救われました。

自分の生まれ育った土地に自分と同じような音楽を好きになって共有できる人たちがいるってことは、案外とても嬉しいこと。あの時感じた気持ちが、いまの自分の原動力になっていると思うことは多々あります。

ハーフマイルのイベントはこの前の開催で12回目。最初から一貫して地元の逗子で映画上映とライブを複合させたイベントをやっていることは、素直にすごい事だと思います。彼らの優しさや純粋さが感じられる素敵なイベントなので、是非一度遊びに来て下さい。

音源について、僕的なハイライトは二曲目の「blue moon」。ジャングリーなビートとブリットポップライクなギターリフの狭間に、夕日が沈んでいく一色海岸が見えました。全体的なサンプリングのセンスとかトラックメイクの自由度は、ある意味渋谷系的というか、後期のピチカートとかフリッパーズギターに近いのかなとも思いました。
ただ、彼らに憧れて構築したものというよりは、ルーツミュージックに根ざしたオリジナリティを感じます。
色んな時代の色んな人に届く、今の音楽だと思います。

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