「ありがとう。あがりぃ。」SAY-LA東江ひかりが卒業。ラストシングルがオリコンウィークリーチャート3位
超満員の会場が紫色のペンライトで染まる中、体調不良で数日休んでいた大咲れいな・吉永みいなも回復し、6人揃ってSAY-LAがステージに立った。しかしながら、前日の渋谷クラブクアトロのライブ中に体調不良の森のんのが辛くて泣きだしてしまい、当日の渋谷WWW-Xの昼のライブでは天原瑠理が同様に体調不良でライブ後倒れ、主役の東江ひかりは昼のライブで声が出なくなるなど満身創痍のSAY-LAは、唯一、藤沢泉美だけが元気な状態でライブは「MARIA」からスタートした。
「ずるいよ」「I LOVE YOU」「恋する君に恋してる」「どうしてミレンジャー」「星に願いを」と6曲を6人で披露した後、東江ひかり/藤沢泉美2人で「5分遅れのシンデレラ」を、東江ひかり/藤沢泉美/森のんの/天原瑠理の4人で「ナミダノワケ」をパフォーマンス。あがりぃ(東江ひかり)の声がほとんど出ないライブであったが、自分のパートを観客に歌ってもらうよう促したり、藤沢泉美がフォローして歌ったりとこの瞬間でしか作れないエモーショナルな熱いライブとなった。
続いて、10月29日に渋谷クラブクアトロで開催したワンマンライブで好評だった「1/2×2」のアコースティックバージョンをSAY-LAの音楽プロデューサーの石谷光と西田健児のアコギ演奏とともに披露。本編ラストは1stシングル「こじらせ片想い」の大きな「あがりぃ」コールで締めくくった。
東江の約2年のSAY-LAの歩み、そして約10年の芸能活動の重みを感じさせるアンコールの後、SAY-LAのプロデューサーである渡辺直樹が制作した白い卒業衣装に身を纏い、あがりぃが再登場。集まった観客に手紙を読んだ。「皆さんみたいにだれかのことを本気で応援できるような優しい人間になりたいです。」と彼女らしい温かい言葉を贈り、SAY-LAの音楽プロデューサーの石谷光から贈られた曲「さよなら」をソロで披露。声が出ない中だったが、前日にレコーディングした音源とともに大切な曲を届けた。
普段はめったに泣かない天原瑠理をはじめメンバー・スタッフ全員が泣きじゃくる中、最後に6人で、あがりぃがSAY-LAの曲で一番好きで、元気をもらってきたという「BELIEVE」、そして最新シングル「3000年に一度のハピネス」で卒業ライブは終演を迎え、最後の最後に、この日初披露されたソロ曲「さよなら」とともに、あがりぃのこれまでのライブやオフショットが編集された映像が流れ、大きな拍手とともにイベントは終了した。
その夜、SAY-LA 東江ひかり卒業記念1st & Last写真集「ありがとう。あがりぃ。」(レーベル:天使かよ!)がAmazon Kindleにて先行配信開始となった。
他電子書籍サイトでも順次配信となる。撮影はSAY-LAスタッフの神浩二によるもので、あがりぃのSAY-LAデビューから卒業発表、直前のライブまでの写真が日付と会場名とともに掲載されている。ファンはもちろん、メンバー、スタッフ、関係者、他アイドルなど多くの人に愛されたあがりぃの卒業。駆け抜けた約一か月半のリリースイベント。1月2日に発売された2ndシングル「3000年に一度のハピネス」は、2018年元旦のオリコンデイリーチャートで1位を獲得、翌日より2位⇒10位⇒5位⇒13位⇒8位⇒8位と推移し、オリコンウィークリーチャートで堂々の3位にランクインした。あがりぃからバトンを受け継いだこれからのSAY-LAメンバーに期待したい。
【東江ひかりからの手紙】
いつも応援してくれる皆さんへ
今日はリリースイベント最終日、そして私の卒業ライブにお越しいただき本当にありがとうございます。こんな形で送り出してもらえる私はほんとに幸せものだと思います。
約2年前に、SAY-LAに加入するときに思い浮かべていたことが叶えられた2年間で、ほんとに一瞬のように今思えば過ぎ去りました。その間にたくさんの方に出会えて、「あがりぃー」って呼んでもらえて幸せでした!「あがりぃ」ってあだ名もアイドルになってつけた名前なので今後呼ばれなくなると思うとやっぱりさみしいです。加入した時は前にいたユニットのファンの方がそのまま応援してくれるものだと甘く考えていて、SAY-LAに加入してこんなに私ファンの方いないんだって、すごく悩みました!平均年齢も上げちゃうし、歌もダンスもとくに目立たないし、ファンの人もいないなんて私どうしようって考えて、途中変な方向に一瞬迷走したときもあったんだけど、、でもやっぱりアイドルは!歌とダンス!とにかくがんばろう!って思い直して、自分の理想のアイドルになれるようにすごく練習したの懐かしいです。だから今このステージから見てこんなにたくさんのみんなと出会えたんだ~って思うと、今まで2年間自分を信じてがんばってきてよかったなぁって思います。
私の家族は大分にいるので、家族よりも皆さんと毎日たくさん会ってて、話してて、すごく絆もできたのに明日からはもう一切会えないなんて、アイドルってなんだろう?残酷だなぁって自分の卒業発表してからずっと考えてました。前のユニット卒業するときはまた次やることを考えていたので、みんなにまた会えるって気持ちだったから、今回の卒業後はきっと心にぽっかり穴があいた気持ちになると思います。それでもみんなと一緒に歩いてきた2年間はずっと忘れないし、こんなに優しいみんなに応援してもらったんだってこと忘れないようにこれから生きていきたいです。皆さんみたいにだれかのことを本気で応援できるような優しい人間になりたいです!
これからのSAY-LAも私はとても楽しみで、私が何か少しでも残せてたらいいなぁって思うし、これからもSAY-LAの歌とか衣装とか世界観ずっとずっと変わらないままま続いて欲しいなって思います。
私も自分がいたグループがもっともっと上に行くところを、そばで見ていたいし、メンバーのみなさんは何かあったらLINEや電話よろしくお願いします。
小さい頃から憧れていた、アイドルになって、上京して活動してよかったなぁ~て今日を迎えて改めて思います!もっともっとみなさんと一緒にいたかったけど、次の道に進むためのお別れなので、私は前を向いてがんばろうと思います!
皆さん私と出会ってくれて、優しくしてくれて本当にありがとうございまた!おばあちゃんになっても自分がアイドルだったことそして自分にこんなに素敵なファンの方がいたこと忘れないでいたいです。
今日は本当にありがとうございました!