DECAYS、ツアーファイナルで感じた確かな手応え

2017.12.28 13:56

2017年12月20日、DECAYS第3期の渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演が開催された。第3期DECAYSはDie(DIR EN GREY)と樫山 圭(MOON CHILD)そして、新規に正式メンバーとなったチドニーに加え、Vocal&Guitarにaie(the god and death stars)、Bassに拓磨(ex. Sel’m)をゲストメンバーに迎えてのツアーとなった。この日の渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演は大阪、名古屋と回っての3本目にしてツアー最終日。

第3期DECAYSは以前在籍していた女性メンバーに変わり男性だけの構成になったという事こともあり、華やかな印象からサウンドにも男らしさが強く感じられるステージに。5人のメンバーが立ち位置で演奏に集中しているのを見ていると、もう何年もやっているかのようなバンド感が垣間見られる一夜となった。

場内が暗転すると神秘的なSEでメンバーが登場。Dieはステージに登場するなり「東京!東京!」と客席を煽り、11月にデジタル配信第一弾としてリリースされた「mutate」からLIVEはスタート。続いてデビュー曲の「Secret mode」、「Imprisonment Leaving」とアッパーな楽曲が連打され場内は一気に加熱。LIVE中盤での「綺麗な指」、「beautiful」などのメロウなセクションでは格段に上達しているDieのボーカルに耳を奪われた。配信で発表されている「Shake Hip Doll」や「Masked Ball」、会場限定発売の「Same sort hatred」などもセットリストには散りばめられており、新生DECAYSを余すところなく披露する彼ら。

また、この第3期メンバーで再アレンジされた既存曲も、より増した力強さがオーディエンスを圧倒していた。アンコールではDIR EN GREYの「予感」をカバーとして披露されると場内からは歓声が沸き起こった。DECAYS流のアレンジが施されておりオリジナルとは違う新鮮さも感じられた。

そこから「HELLO!NEW I」、「Zero Paradise」と続け場内の熱気が最高潮を迎えたところでLIVEは終了し、メンバーより一言ずつ挨拶がありステージを捌けていく。客電がつき、場内が明るくなっている中でも帰ろうとはせずにアンコールの声を出し続けるファンに応え、メンバーが再度ステージに登場。予定外のダブルアンコールとして、1曲披露することに。機材トラブルでうまくできなかったということで1曲目の「mutate」を再披露、オーディエンスとの一体感がより高みへ昇った時間であり、空間だった。

DECAYSの今後はまだ未定とのことだが、配信されている新曲達を是非チェックしてもらいたい。

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