香西かおりが玉置浩二に最大のリスペクトをこめたアルバム『香西かおり 玉置浩二を唄う』を発売。玉置からのコメントも到着
香西と玉置との関係は、25年前にさかのぼり、当時の両事務所のスタッフ同士が結婚し、その式に香西は出席したが、玉置はツアーのためでられなかった。そのお礼として玉置は香西に楽曲を書きおろし、それをテープに吹き込んで香西に渡した。それが1993年3月に発売され、その年のレコード大賞を受賞した「無言坂」だった。レコード大賞は歌う香西をテレビで見た玉置は「香西さんがこの曲を好きでたまらない様子で、歌ってくれているのがうれしかった」とFAXを送っている。
1997年にはデビュー10周年を記念する曲として、玉置に作曲を依頼。出来上がったデモには、ラララで歌われ、カセットには「玉置浩二 作曲、香西かおり作詞」書かれており、そこで香西が初めて作詞を行い代表曲となる「すき」が誕生。2016年の紅白歌合戦でも香西はこの曲を歌唱している。
そしてデビュー30周年の今年9月には、「すき」以来20年ぶりとなる香西かおり作詞、玉置浩二作曲でのシングル「標ない道」を発売している。
11月29日に発売となるアルバム『香西かおり 玉置浩二を唄う』には、上記3曲に加えて、安全地帯の「悲しみにさよなら」や「恋の予感」、そして玉置浩二ソロの「メロディー」など全10曲が収録。
出来上がったアルバムを聴いた『香西かおり 玉置浩二を唄う』を聴いた玉置からは下記コメントが届いた。「歌は聞こえてくる いつもやさしくて 少しさみしくて」。
また香西本人は「多くの方々に繋いでいただいたご縁で『無言坂』が生まれ、その曲がその後の私の活動の幅を大きく拡げてくれたのは間違いありません。そして玉置浩二さんと一緒につくった作品たちは私の一生の宝物です。今回、一人のアーティストとして心から尊敬している玉置さんの作品をカバーできて本当に嬉しく思っています。これからも大切に大切に唄って生きたいと思ってます」とコメントしている。