TABARU 初めてのNew York1ヶ月生活レポート 〜オフブロードウェイを体感!! 編〜

2017.9.26 19:00

実力派シンガーTABARUが、8月下旬、歌のレベルアップの為に1ヶ月間、アメリカ・ニューヨークに滞在するという情報をE-TALENTBANKがキャッチした。そこでTABARUに、アーティストの目線から見たニューヨークレポートを依頼したところ、快諾!本日は「TABARU 初めてのNew York 1ヶ月生活レポート」第2弾をお届けしたいと思う。

【写真】N.Yのアポロシアターで歌唱するTABARU

こんにちは。TABARUです。現在、歌のレッスンの為、NYで1ヶ月の滞在をしています。そこで、TABARU目線から見たNYでの生活をE-TALENTBANKでレポートしていきます。

第2回のテーマは「オフブロードウェイ」です。

NYは世界中からハイレベルのエンターテインメントが集まり、歴史ある劇場が沢山あります。ミュージカルと言えば”ブロードウェイミュージカル”。

私も早速、CHICAGOやKinky Bootsなどの公演を観に行きましたが、今回ご紹介するのはオフブロードウェイと呼ばれているミュージカルです。

通常のブロードウェイミュージカルとは、マンハッタンを南北に抜ける道Broadwayの周辺に劇場街が広がり、その中でも500席以上の大劇場のものを指します。そして、100席から500席の間の劇場をオフブロードウェイ、またそれより小さい100席未満の劇場がオフオフブロードウェイと呼ばれています。

私が選んだ演目は「Sweeney Todd」。19世紀中頃のイギリスが舞台の連続殺人犯が主人公の猟奇的なストーリーです。ジョニー・デップが主演を務める映画としても有名です。

映画で知っていたので、とても興味があり劇場のホームページから席を予約し”BARROW STREET THEATRE”に向かいました。

地下鉄のW4St-Washington Sq (ワシントンスクエア)の駅から徒歩5分の所にありました。

すっと現れる佇まいにしっかり見ていないと通り過ぎそうになりましたが、無事に劇場へ入り、まずはBOX OFFICEというところで予約したチケットを受け取ります。

“Sweeney Todd”のストーリーの中で、”Meet Pie”が要なのですが、この公演ではそのミートパイを事前予約で食べる事が出来ます。

シアターに入ると左手にカウンターがあり、チケットを渡してパイを貰います。どんなパイが出てくるのだろうとドキドキしていました。

見た目はこんな感じです!

横にチーズが練り込んであるマッシュに黒く見えるのはトリュフ塩です。

パイの中は、ポークと人参やキノコなど野菜がたっぷり入っていました。結構ボリューミーでお腹いっぱいに。

客席はこんな感じです。

あれ?と思われた方も多いはず、そう、ステージがありません。

奥にある階段やパイを受け取ったカウンター、そして、客席全てが舞台となります。満席となったシアター内は、お客様の期待感で溢れていました。

いよいよ開演。(演目中の写真は撮れないため、この写真を見ながら想像をしてみてください。)
突然キャストがお客様に話しかけたり、隣に座ったりして和やかな空気が流れ、急に全体が暗くなり、迫力の歌声で始まりました。

キャストがテーブルの上に乗り歩き回ったり、お客様触れたり、顔を近づけて歌ったりと、臨場感満載。BGMは全て生演奏で、ピアノ、バイオリン、クラリネットが絶妙なバランスでこの演目を盛り上げます。

ストーリーは殺人鬼の話なので、ちょっと怖いのですが、それぞれのキャラクターが際立っていて途中笑いもあり、最後まで楽しむ事が出来ました。私までその劇中の一人かの様な、ブロードウェイミュージカルとはまた違った面白さがありました。

これはPLAYBILLといって、出演しているキャストや楽曲の説明が掲載されているものです。

実はたまたまなのですが、初めてのNYでお知り合いになったNY在住の日本人バイオリニストTOMOKOさんが、この公演のバイオリニストをつとめてらっしゃいました。

日本の素晴らしい才能をお持ちの方が、活躍する姿を間近に観る事が出来きた事も感激でした。

NYに行かれた際は、大きな劇場もいいですがオフブロードウェイも是非体感されてみてはいかがでしょうか。

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