【独占】「これから、11人とみんなで歩いていこう」11人になった新生かすみ草とステラ、その始まりの物語

2023.4.27 14:30
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PHOTO:真島洸

かすみ草とステラが、ついにZepp公演へ進出。選んだ場が、オープンして間もないZepp Shinjuku。同会場でのアイドル公演は、かすみ草とステラが"こけら落とし公演"にもなった。彼女たちは、同会場で"2Daysワンマンライブ"を開催。4月24日(月)を「DAY1 〜星になる花〜」、25日(火)を「DAY2〜ぼくらの星座を見つけよう〜」と名付け、連動した物語として描きだした。ここには、4月25日(火)「DAY2〜ぼくらの星座を見つけよう〜」公演の模様をお伝えしたい。

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前日の公演の最後に、二期生を加えた11人編成のかすみ草とステラの姿でライブを披露。その衝撃を引き継ぐ形で、この日の公演は幕を開けた。

最初に登場したのが、一期生たち。『想う日に咲く花 Ver』(SE)に乗せて姿を現した6人は、爆走ピアノロックナンバーの『カタルシスダンス』を歌唱。2本の花道まで飛び出すなど、凛々しい姿で彼女たちは攻めてきた。背景には無数のビル群の映像も投影。場内を覆った巨大な三面スクリーンも駆使し、刺激的な視覚効果も加えながら、この空間に足を運んだ人たちを熱狂の中へグイグイ引き込むように、6人は力強く歌い、踊っていた。

舞台は、暗転。一期生の姿に憧れる二期生たちのはしゃぐ姿がそこにはあった。

「届きますように」の言葉。ふたたび舞台には一期生が登場。彼女たちは、心はしゃぐままに大きく手を振り、満面の笑顔で歌いだす。二期生たちが憧れる、眩しいアイドル姿の6人が舞台の上で輝いていた。楽曲は、メドレースタイルで流れてゆく。どれも、胸の弾む曲たちばかりだ。次々と表情を塗りかえる曲の色に心を染めあげて無邪気にはしゃぐ彼女たち。その姿に合わせ、フロア中の人たちも、同じ動きを真似ながら笑顔で楽しんでいた。

ふたたび舞台は、暗転。二期生たちが、これから始まる自分たちのライブに向けての気持ちを、(姿を見せることなく)みんなで語り合っていた。

「美味しく食べよう、かすテラ、よいしょー!!」の駆け声。その後に流れた『想う日に咲く花 longVer.』のSEに乗せ、初期衣装を身につけた5人の二期生たちが舞台へ登場。花道をモデルウォークしてゆく姿もかわいらしい。

「届きますように」の声を受けて流れだした『ボトルメールver』(SE)。二期生たちが歌いだしたのが、『はじめて君とみた空は青かった』『君と週末の秘密基地』『かすみ草の手紙』『改札口までの青春』の4曲。前日に一期生たちが『ボトルメール』で挟む形でメドレー披露した曲たちだ。この日は、『ボトルメール』を抜いた形で、二期生がフルバージョンで歌唱。

君との出会いによって自分の心に光が差し、素敵な学園生活を過ごしてゆく。そんな”君とわたし”の物語を、二期生たちが一生懸命に。でも、笑顔を絶やすことなく。ときには、物語のヒロインに自らを染めあげて歌っていた。まだまだ勢い任せの面はある。でも、自分たちが輝くことで、ここに楽しい空気が生まれることを早くも彼女たちは感じていたからだろう、ときに花道まで駆け出し、ファンたちと触れ合いながら、この場に、かすみ草とステラらしい終わらない青春の景色を描き出していった。

ここからは、一期生たちのステージへ。「夢は待っているだけでは迎えにきてくれない ここからはじめるんだ」と最新ナンバーの『ペルソナ』を彼女たちはアカペラで歌いだした。とても存在感の強い、自信に満ちた歌声だ。駆けだした楽曲に乗せ、6人は「わたしはわたしだから」と、”理想のわたしの姿”を示しながら元気いっぱいに歌っていた。

映し出されたのは、学校を舞台にした新衣装姿のメンバーたちの姿。昨日は5人だった映像が、この日は11人に増えていたのも嬉しい見どころだった。

流れだした『BOUQUET Ver.』のSEに乗せて、真っ白い衣装に身を包んだ11人が舞台に姿を現した。新体制になったかすみ草とステラとして最初に歌ったのが『青より青く』。その瞬間、気持ちが嬉しく奮い立った。目の前には、舞台を目一杯駆使して、華やかに、可憐に歌い踊る天使たちがいた。どこに視点を向けて良いのか迷ってしまうくらい、ときめいた気持ちが心の中でパニックを起こしていた。彼女たちが「忘れない忘れられない」と歌う声に触れ、胸が熱くなる。幕を開けた新しいかすみ草とステラの物語は、胸をドキドキさせるトキメキでいっぱいだ。この高まる気持ち、まるで初恋がかぶり返してきたよう。それくらい、11人が晴れた笑顔で力強く歌う姿が、心に強烈に焼きついた。

季節は、初春へ。彼女たちは、ふわりと軽やかに舞台の上を舞い踊りながら『春風』を歌っていた。11人は『春風』を通して、ここから続きの物語を一緒に綴っていこうと声をかけてきた。ふわりとスカートをなびかせて歌う彼女たちと一緒に、絶叫のエールをペンに変えながら、彼女たちがめくった新しいページへ、一緒に新しい物語を綴り始めようか。

初となる、11人の自己紹介も新鮮だ。馴れた表情と照れた仕種が交互に観れるのも、この時期だけの特権。比賀ハルは、新生かすみ草とステラになったことで、パフォーマンスに厚みが出たと語っていた。

ライブは後半戦へ。最初に披露したのが、新曲の『未来宣誓』。歌始まりの、しかも、最初からみんなで「オーオーオオー」と声を張り上げ一体化した様を描きだす、ライブにHAPPYな景色を作りあげる楽曲だ。「自分だけの道を走りだせ」と歌う、かすみ草とステラらしい前向きさが嬉しい。これまで以上に眩しい輝きとポジティブなパワーを持った楽曲のように、彼女たちの歌に触れていると、勇気が沸いてくる。Dメロで見せた歌の掛け合いも嬉しい聞きどころ。終盤には、ぜひ彼女たちと一緒に「さけぶよ」と叫んでもらいたい。

続く『思い出バス』は、前日の公演の最後に初披露した新曲。これまでの歩みを背負いながら、かすみ草とステラというバスへ乗り込んで、明日を、新しい物語を一緒に綴ろうと、11人は優しい笑みを浮かべて歌っていた。この曲を聴くたびに、ここから彼女たちと新しい景色を描いてゆく気持ちになれる。それが嬉しい。

11人が舞台の上で、シュワシュワと元気いっぱいに弾け飛ぶ。『夏色微炭酸』を通して心を解き放ちながら一緒に作りあげた、胸に熱い最高の夏景色。「これからもかすテラと一緒に夢を見ようね」の言葉を受け、最後に歌った『正夢の少女』でも、彼女たちは、終わらない夏の物語の中、仲間たちと一緒に無邪気にはしゃいでいた。「夢から覚めた世界で 君と旅をするんだ」の声へ向け、フロア中から飛び交う「Hey!Hey!Hey!」の熱い声。そのやり取りへ触れるたびに、胸が熱く騒ぎだす。11人で歌う『正夢の少女』、なんて胸を熱くさせるんだ。彼女たちがこの曲を歌うたびに、僕らは、未来しか見たくない最強の関係でいられる。最後に伝えた、「これから、11人とみんなで歩いていこう」の言葉も嬉しいじゃない。

アンコールでも彼女たちは、2本の花道と舞台を目一杯使い、「1,2,3,声を出して歌おう」と『咲き誇れ!わたし、』を歌いながら、フロア中の人たちと一緒にわちゃわちゃと弾けていた。「輝かせる」と歌いながら、11人がフロア中の人たちに向けて花道でケチャする場面も、ファンたちには最高に嬉しい瞬間だったに違いない。

最後にかすみ草とステラは、ふたたび新曲の『未来宣誓』を歌唱。「いつも心が叫び続けている」と元気いっぱいに歌いだすその声に導かれ、自然と生まれた「オーオオー」の声。彼女たちは、「いつも心が叫び続けている」と歌っていた。それは、いろんな不安や戸惑いさえも自分たちの糧にしながら輝ける自分たちに成長したことを知っているからこそ、彼女たちの中から出てきた自信を持った言葉だ。今のかすみ草とステラは、とても輝いている。いや、輝きたくてうずうずしている。挫けそうな気持ちさえ負けない力に変えながら、11人は「次の一歩で世界は変わっていくから、次のステージのわたしを見ていて」と叫んでいた。

この日から始まった11人のかすみ草とステラの物語。ここから彼女たちがどんな凸凹な、でも、ずっと上昇し続けてゆく物語を描いてくのか…。想像しただけで、本当に楽しみ過ぎる。最後に述べた、「11人とみんなで、これからもたくさんいろんな景色を見つけていきたいし、もっと大きくなりたいのでついてきてください」の言葉を、あなたも信じてみないか。

TEXT:長澤智典

【セットリスト】

『想う日に咲く花 Ver』(SE)
『カタルシスダンス(イントロ+足音ver)』
暗転 / MC1(二期)
『medley』(クローバーに纏わるいくつかの出来事&Dear Jasmine)
暗転 / 影アナ
『想う日に咲く花 longVer.』(SE)
『ボトルメールver』(SE)
『はじめて君とみた空は青かった』
『君と週末の秘密基地』
『かすみ草の手紙』
『改札口までの青春』
暗転 / MC2
『ペルソナ』(頭アカペラ)
映像
『BOUQUET Ver.』(SE)
『青より青く』
『春風』
MC
『未来宣誓』
『思い出バス』
『夏色微炭酸』
『正夢の少女』
MC
『咲き誇れ!わたし、』
『未来宣誓』
END MC

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