10-FEET 約400人のファンとともにワンカットで作りあげた「太陽4号」のMVが解禁

2017.7.19 12:00

京都在住の3ピース・ロック・バンド10-FEETが本日発売するシングル「太陽の月」から、「太陽4号」のMUSIC VIDEOを公開した。

本VIDEOは、Mr.ChildrenやRADWIMPS、BOOM BOOM SATELLITES、絢香、ONE OK ROCK、SEKAI NO OWARIといった多種多様なMUSIC VIDEOを手掛けてきた映像作家、柿本ケンサク氏によるもの。

当日は、撮影日からわずか5日前のエキストラ募集の呼び掛けにもかかわらず、約400人のファンが都内某所に集まった。そして「太陽4号」の歌詞にもある、“まあいいやが増えて”東京砂漠に呑まれてしまったものの、それでも生きて、自分の居場所を確認して、自らの意志で歩き出す人たちを表現すべく、400人個々に演技指導が為された。夕景という限られた時間帯、さらにワンカットでの撮影のため失敗が許されず、何度もリハーサルを重ねたのち、とても高い緊張感のなかで撮影が行われたが、見事に皆がそれを演じきったことで完成した、まさにバンドとファンとで作りあげた作品となり、撮影をやり遂げたときには、自然に万雷の拍手が沸き起こることとなった。

また、リハーサルの合間にはメンバーがファンのみんなにケータリングのおやつを配ったり、撮影終了後には、参加した約400名全員をメンバーがひとりひとり握手して送り出すという、10-FEETらしい心暖まる場面も見られた。

先日7/7、8、9には、地元・京都で主催する野外フェス「京都大作戦2017 ~心の10電!10執念!10横無尽にはしゃぎな祭!~」を終えたばかり。関西地区で最大規模となった同フェスは今年10周年を迎え、初めて三日間で開催、合計で約6万人を動員した。最終日は雷雨の影響で約2時間中断し、一時はそのまま中止となる恐れもあったが、わずか1時間のあいだにマキシマム ザ ホルモンからROTTENGRAFFTY、そして10-FEETへとバトンを繋ぐという奇跡のリレーを果たし、三日間の作戦をなんとか完遂させた。

それは、結果的に、その場所でも歌われた「太陽4号」の歌詞、“このままで間違ってないと”がまるで導いたかのような奇跡の夜だった。

10-FEETは、今年2月にリリースした前作シングル「ヒトリセカイXヒトリズム」がオリコン・ランキング4位に初登場、結成20周年目にして自身の最高記録を更新した。

これまで目立ったテレビ露出を一切することなく、ライブハウス・シーンを中心に地道な活動を続けてきて、今なおピークを更新し続けているそのバンドのさまは、たくさんの人々の仕事や勉強、恋愛、そして人生そのものに勇気を与えてきたとも言われる。最新シングル「太陽4号」に歌われる歌詞の一節、“教えて ここで この場所で間違ってないと”は、まさにその集大成ともいえるかもしれない。その世界観を約400人のファンとともに作りあげた映像作品はファンならずとも必見だ。

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