注目のバンド・BURNOUT SYNDROMESがツアーファイナルを迎え、“勢い”や“想い”が溢れる
BURNOUT SYNDROMESが7月6日、全国ツーマンツアー<Butterfly in the stomach>のファイナル公演を東京・渋谷WWWで開催した。
昨年、人気アニメ「ハイキュー!!」のオープニングテーマに2期連続・異例の大抜擢を果たし、11月にリリースした1stフルアルバム「檸檬」のセールスも好調なBURNOUT SYNDROMES。
6月23日の岡山IMAGE会場を皮切りに、全国<福岡・大阪・名古屋・仙台>を周り、7月6日、6公演目となるツアーファイナルを東京・渋谷WWWで迎えた。
ツアータイトルの「Butterfly in the stomach」は、直訳すると、「胃の中に蝶々がいる」だが、実際は“恋愛(デート)の前のドキドキ”の感情を表す際に、使われる。今回のツアーに来てくれたお客さんにとって、そういったものになって欲しいという想いが込められているという。
石川大裕(Ba./Cho.)の「一緒に燃え尽きてくれますか!東京!」の掛け声に応える、会場の「1,2,3,4!」のカウントでスタートしたライブ。1曲目の『エアギターガール』から廣瀬拓哉(Dr./Cho.)の煽りに会場も熱狂、オープニングから、今のBURNOUT SYNDROMESの勢いが感じられる盛り上がりをみせ、一気に一体感に包まれた。
インディーズ時代の名曲『文學少女』、ファンの中での大人気曲『エレベーターガール』、そして新曲『吾輩は猫である』へと続く。新曲は、猫をテーマにした曲で、会場には涙する人も。その後も昨年の大ヒットソング『ヒカリアレ』『FLY HIGH!!』で会場は最高潮の盛り上がり。渋谷WWWが、どこか野外フェスの会場のように感じるほど、会場全体が、拳を突き上げて盛り上がれる選曲だった。
この日のライブは、BURNOUT SYNDROMESのメンバーが中学生時代から憧れていたバンド・tacicaとの共演。tacicaに触発されてか、“勢い”や“想い”が終始ステージから溢れていた。
後半も一気に駆け抜け、終盤には、熊谷和海(Vo./Gt.)から熱い言葉も飛び出した。
「1対1で言葉を交わすわけではないけど、僕が歌って、みんなが笑顔で返してくれる。僕が呼びかけると皆が拳突き上げて返してくれる。日常の薄っぺらい会話では絶対に感じられない心と心が繋がっているような感覚が今回は凄くあって、それを今日見てくれているあなたも何となく感じてくれれば凄く嬉しいなと思います」
この言葉と供に歌われた最後の曲『ラブレター。』は、タイトルの通り、今回のライブのテーマ“恋愛(デート)の前のドキドキ”の始まり。ファンは、改めてラブレターを受け取り心が掴まれただろう。
アンコールでは、今回のツアーでもこの会場で初披露となった新曲『ハイスコアガール』も披露。最後は、石川大裕(Ba./Cho.)の「僕らとのライブ、いやデートはいかがでしたか?今日はツアーファイナルに来てくれて、本当に有難うございました!!!」の言葉で、この日1番の大歓声に包まれ、ツアーの幕を閉じた。
次なるツーマンツアー「Butterfly in the stomach II」も既に決定しており、彼らのライブ(デート)を待っているファンは今後もっと増えていくだろう。これからのBURNOUT SYNDROMESから目が離せない。