Appare!、3rdアルバム発売&ツアー開催を発表!メンバーの朝比奈れいから独自コメント到着
工藤のか、藍井すず、永堀ゆめ、藤宮めい、七瀬れあ、橋本あみ、朝比奈れいの7人で構成されたグループ・Appare!が、9月19日に日比谷公園大音楽堂でワンマンライブを開催。さらに、3rdアルバムの発売やツアー開催を発表した。
2021年7月11日に開催した5周年記念ワンマンライブで、朝比奈が「Appare!は日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でワンマンライブがしたいです!」という目標を掲げ、夢の実現に向けて、イベントや全国ツアーでパフォーマンス力を磨いてきたAppare!。
今年4月4日のイベントでは、ついに9月19日に日比谷野音でワンマンライブを開催することをサプライズ発表。4月29日から始まった「VS野音」と銘打った単独ライブでは、毎月会場のキャパシティを広げ、チケットが完売したら、その翌月に新曲をお披露目するというミッションにも挑戦してきた。
いよいよ日比谷野音ワンマンライブ当日。チケットは見事に完売御礼となったが、この日は朝から断続的に激しい雨が降っていた。ところが開演時間が近付くと、曇りがちながらも雨は完全に止み、荒れ模様の天気を制圧したAppare!のパワーに場内のボルテージも上昇する。
この日は3年ぶりの「声出し解禁」ということもあって、竹の子(※ファンの総称)の気合いも十分。SEが流れると歓声が上がり、盛大なクラップが鳴り響く。工藤、藍井、永堀、藤宮、七瀬、橋本、朝比奈の順番で一人ずつステージに登場してセンターでポーズを決めると、その度に声援が贈られた。
7人が円陣を組んで、士気を高めると「さんざめく」がスタート。ピアノのイントロに乗せて朝比奈のソロから始まり、曲の勢いが加速していくと、客席からはMIXが打たれ、それに鼓舞されるようにメンバーの伸びやかなダンスが縦横無尽に繰り出された。
続く「スカイラインファンファーレ!」では雲のようなスモークが焚かれ、7人は空を遊泳するようにステージを躍動し、上昇気流に乗っていく。「アッパレビバディ」では、めまぐるしく変化するサウンドに合わせてコミカルなダンスでインパクトを与え、「アッパレルヤ」ではメンバーの動きに合わせて、竹の子も左右に移動したり、ジャンプしたり、高速のクラップを決めたりと、会場は一体感に包まれた。
最初のMCでは声出し解禁ということで、一人ずつ自己紹介をするたびに、竹の子がメンバーの名前を呼ぶ。3年前であれば当たり前の光景だが、2020年7月加入の橋本にとっては初めての経験で、なぜか藍井が感動して涙ぐむという場面も。
そんな藍井の「最高の今日にしましょう!」という煽りから始まったAppare!流チップチューン「パレリラパレリラ」では、ゲームの世界に迷い込んだようなキラキラした映像と照明に包まれたステージをインベーダーさながらに移動し、「カラフルミラクルディスカバリー」では4人と3人の2組に分かれて左右の客席に向かってパフォーマンス。
さらに「パヤパヤ」のサビでは、メンバーと竹の子が抜群のタイミングでジャンプして会場中が揺れまくる。振りに相撲の動きを取り入れた「原宿サニーデイ」では、お祭りを彷彿とさせる和のテイストから、間奏になると硬質なデジタル・サウンドに様変わりして、クラブフロアのように妖しい照明を浴びながら、メリハリの効いたダンスを決めた。
再びMCタイムに入ると、すっかり日は暮れて、客席に点在するペンライトが鮮やかに発光。藤宮の「夏の夕暮れにピッタリな曲を皆さんにお届けします」という言葉から始まったのは「センチメンタルプリズム」。タイトル通りセンチメンタルなサウンドに乗せて、各メンバーが哀切な歌声を響かせ、シンメトリーを活かしたフォーメーションダンスが夏の終わりに彩りを添えた。
永堀のソロから始まる「2020」は、スリリングなサウンドをバックに、エモーショナルな歌声とドラマティックなダンスが見事に融合した、シアトリカルなパフォーマンスを展開。続けて「サビからはじまるyoursong」では軽快なビートに乗せて、跳ねるような歌声やラップが心地よく響き渡り、竹の子も気持ちよさそうに体を揺らす。
「激奏!アンサンブル」では、真紅のライトを浴びながら力強くこぶしを挙げて歌い上げ、時にはヘドバンを織り交ぜて、かっこいいAppare!を印象付けた。この曲の途中、それまでほとんど無風状態だったが、いきなり強い風が吹いて、まるで7人は自然現象まで味方につけたかのようだった。さらに「決勝戦はエブリデー」では、ステージ上に火花が飛び散り、切り裂くようなギターサウンドに負けじとメンバーは攻撃的なダンスでロック魂を炸裂させる。
後半戦は、8月13日に開催した「VS野音 其の五」で、会場の日本青年館ホールを埋めることができなかったために音源のみの披露となった「アガレ!!」を初披露。竹の子の受け入れ態勢もバッチリで、初披露とは思えないほどの盛り上がりを見せる。
ここからは一気呵成に突き進む。7色のライトに照らし出されたスぺ―シーな空間で踊りまくる「アイネクライネ幼き恋だね」。赤を基調にしたサイケデリックな光に包まれて、竹の子の歌声に合わせてメンバーが踊る「Wai Wai ダンスフィーバー」。コール&レスポンスを交えながらハイテンションに突き進む「絶対猛信デイドリーマー」。無数のレーザーが交差する中、お祭り騒ぎを繰り広げる「アッパライナ」と、メンバーと竹の子が一丸となって祝祭的な空間を作り上げる。
ラストは新曲の「青いフレア」で、ストリングスを効果的に配した温かみのあるサウンドに乗せてメンバーは軽やかにステップを踏み、美しいユニゾンを響かせた。
メンバーがステージを去ると、何人かの竹の子たちが口上を叫んだ後、アンコールの嵐が巻き起こる。それに導かれてTシャツに着替えたメンバーが再登場、タオルを振り回して、まだまだ夏は終わらないとばかりに「エンドレスサマー」を披露。ステージには花火を模したライトが打ち上げられ、夏気分を盛り立てる。
アンコール1曲目が終わり、メンバーひとりひとりが感謝の気持ちを伝え、何人かは感極まって涙を浮かべる。続く「ファイヤースター」では、そんな感謝の気持ちをエモーショナルな歌声で伝え、アンコールラストの「ぼくらのうた」では息ピッタリのパフォーマンスで結束力の高さを見せつけ、最後にワンマンライブの成功を祝福するように銀テープが放たれた。
ライブが終わった後、朝比奈は次なる目標として「日本武道館ワンマンライブ」を掲げ、会場をどよめかせた。この日、日比谷野音を成功させた7人の姿を目の当たりにした者にとって、その目標は決して夢物語ではない。一回りも二回りも成長した姿を見せたAppare!が日本武道館のステージに立つのも、そう遠い未来ではないだろう。
終演後、2022年11月中旬に、「VS野音」で披露してきた楽曲や、この日初披露した「青いフレア」を含む3nd ALBUM『Appare!Future』の発売と、10月1日よりリリースイベント、11月には全国ツアーを開催することを発表。この秋もAppare!の勢いはとどまるところを知らない。
【朝比奈れい コメント】
ついに1年以上目標としてきた日比谷野音に、無事に7人で立つことができました!
運がいいのか悪いのか、当日に台風直撃という予報で、リハーサルまで大雨が降っていたのですが、なんと本番になったら一滴も降らずまさに天晴れ!でした。
チケットも完売、そして会場は悪天候に関わらず満員で、とっても素敵な景色を見ることができて感動で言葉が出てきませんでした。
1年以上、目標の日比谷野音ワンマンに向けて沢山のことを頑張ってきたので、それが少しでも形になって返ってきたように感じてとてもやりがいと嬉しさを感じました。
この日は、メンバー・スタッフさん含め、会場に来てくれた1人残さず全ての方に楽しいや感動、何かを与えられたんじゃないかなと思います。私たちも幸せやパワーを与えると同時に、会場に来てくれた、配信を観てくれた応援してくれている皆さんから、言葉にはできない大きなものを与えて頂きました。
この景色を忘れず、これがスタートラインだと思ってまだまだこれからも大きなグループになっていきたいです。まず目指すは日本武道館!簡単ではないけれど、また7人でたくさんの大切なものを身につけて満員の日本武道館ができますように!ありがとうございました!