デビュー30周年の香西かおり、思い出の東京・日枝神社で新曲「わすれ花」ヒット祈願
今年でデビュー30周年を迎える演歌歌手・香西かおりが、4月19日にユニバーサルミュージックから同記念シングル「わすれ花」(詞・喜多條忠、曲・弦哲也)を発売するのを記念して18日、東京・千代田区の日枝神社で新曲ヒット祈願を行った。
着物姿で社殿に入り、最初に下社殿で修祓(しゅばつ)=お祓い=、続いて上社殿でご祈祷、玉串を奉り拝礼、お神酒という順に祈祷。その後、授与所でおみくじを買い、「末吉」を引いた。
いまから30年前、同神社前にあるパスタ店で歌手デビューを夢見ながらアルバイトをしていたそうで、同神社でのヒット祈願は初めて。
「このすそのあたりのお店でウエイトレスのバイトをやりながら(歌の)レッスンに通っていまして、昼休みになるとよくこの神社におじゃましていました。30周年記念曲のヒット祈願は、ぜひこの神社でやらせていただきたいなと思っていましたが、今日は、厳かな空気に包まれてお祓いをしていただいて、大ヒットになるんじゃないかなというそんな予感がしています」今度の新曲は「不器用な女性のせつなさというか、恋に器用ではない女性の心もとない思いとか、せつない思いをうたった作品です。自分と重なる? 最近はないですね」と話していた。
おみくじには「意志の強い性格は将来必ず吉運をもたらす」とあり、「恋愛? 『縁談=意志を通せ、尊敬されて良縁あり』とありますが、総体的に強い意志をもって進みなさいということですね。相手は、残念ながらいません(笑)」。
恋愛よりも新曲にかける思いが強く、「今年1年は、この新曲に全力を傾けて頑張りたい」とし、「喜多條先生に書いていただくのは初めてですし、弦先生には久しぶりに作っていただきました。両先生の深い愛情を感じる一作になっているなと思います」。
30周年を振り返って、「そんなに年月が流れてきたんだなと…。いつもどこかに宿題があって、それを黙々と消化してきているうちにとてつもなく長い月日が過ぎたなという気がします」。節目の30周年の記念曲で「『わすれ花』で大輪の花を咲かせたい」と大ヒットに向かって意欲満々だった。
5月25日には、東京・新宿文化センター大ホールで「香西かおり 30周年記念リサイタル~風薫り 清(すが)しく 歌が 舞いおりる~」と銘打った30周年記念リサイタルを開く。