古内東子、コロナ禍で再確認したライブの“生”の魅力を語る「これからもずっと大切にしていきたい」
デビュー30周年を迎えるシンガーソングライターの古内東子さん。1993年にリリースした「はやくいそいで」でデビューし、以降さまざまなラブソングで、多くの人から支持を得ています。
2月21日には、デビュー30周年記念プロジェクトの第1弾となるニューアルバム『体温、鼓動』がリリースとなり、そのアナログ盤が4月27日に発売されます。また、4月30日からはライブツアーが開催される予定です。
今回は、そんな古内さんに、コロナ禍での音楽制作や、活動のモチベーションになっているものなどについて伺いました。
ーーコロナ禍の影響で無観客ライブなども増えて、既存の音楽の形式が大きく変わったと思いますが、音楽に対する向き合い方は以前と変わりましたか?
ステイホームが続いていた時には、配信ライブを自宅で色々楽しみました。こういう形もアリだし、お得感あるなーなんて思いました。
でもしばらくして、すごく久しぶりに実際に足を運んでライブを観に行ったのですが、その時の何とも言えない高揚感は忘れ難いです。
様々な形で音楽を楽しめるようになりましたが、やはり、やる側としても行く側としても、ライブという「体験」はこれからもずっと大切にしていきたいです。
ーー音楽活動を続ける上でモチベーションになっているものは何ですか?
時間を忘れるほど曲作りに没頭して、それが出来た時に膝を打つ感覚でしょうか。その時点ではあくまで自己満足の段階ですが、その多幸感が忘れられず、長年続けるモチベーションになっています。
また、レコーディングにしてもライブにしても、協力してくれる人たちと分かち合う達成感みたいなものも、最高の贅沢品だと思います、それも大きなモチベーションです。
ーー最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
まずは、心をとことん開放して曲作りに励んで、素晴らしいお仲間に恵まれて出来たニューアルバム『体温、鼓動』をぜひ聴いていただきたいです。
繊細なサウンドは音楽への愛に溢れ、歌詞は人を想う切なさに溢れています。
そして、そんな曲たちとともに、もちろん懐かしい曲も連れて、今後各地へライブに参りますので、ぜひどこかでお会い出来たらと思います。