20歳のシンガーソングライター・汐れいら、2ndデジタルシングル「ビーボーイ」をリリース

2022.2.9 0:00
20歳のシンガーソングライター・汐れいら、2ndデジタルシングル「ビーボーイ」をリリースサムネイル画像!
汐れいら「ビーボーイ」

昨年9月に1stデジタルシングル「さよならCITY」をリリースしたシンガーソングライター・汐れいらが、2月9日、20歳の自身の誕生日に2ndデジタルシングル「ビーボーイ」をリリース。また同日には、曲の世界観を巧みに表現したリリックビデオ、さらには「さよならCITY」のミュージックビデオも同時公開する。

「自分が作る曲に共感をして欲しいわけではない。曲を通して色んな人と会話をしたい。」という気持ちで曲作りをする汐れいら。生み出す曲は、彼女の体験談でもなければ、等身大の20歳を歌っているわけでもない。全て彼女の想像の中で生み出された“この世界のどこかにいるかもしれない誰か”のことを歌ったものだ。

前作の「さよならCITY」では、現代のインターネット社会における生きづらさや得体の知れぬモノに追われる怖さを感じている人について歌っており、今回リリースする「ビーボーイ」は、周囲の人たちから押し付けられる理想像に囚われながらも、自分らしさを掴もうとする人のことを歌った曲となっている。

まるで、とある主人公についての物語を一つ読んだかのような感覚になる歌詞構成と、巧妙にその物語のキーワードを散りばめた言葉選びは、弱冠20歳の女の子が書いたと聞くと一見驚くかもしれない。

さらに、透明感を持ちながらもしっかりと強く響く独特な声、サビにかけて一気に盛り上がるキャッチーなメロディが、今までにありそうでなかった音楽性を生み出している。そこに加えて、1音1音に拘り抜いたクールで新しさを感じさせるサウンドと、どんどん聞き入ってしまうアレンジ展開は、久保田真悟(Jazzin’park)によるもの。

同日にYouTubeにて公開するリリックビデオは、曲の世界観をしっかりと表現しており、まさに“自分らしさに苦悩する主人公”が描かれている。

【汐れいら コメント】

この「ビーボーイ」という曲は、身体と心の性別が違っていて、それを自分自身で普通ではないかも、と思ってしまい「自分らしさ」を出せずに生きている人の話です。
主人公自身がB-BOY(=ヒップホップやブレイクダンスをする少年)である設定ですが、僕を縛って、惨めにする呪文が「ビーボーイ(Be boy)」=男になれ。男らしくあれ。という言葉です。そしてそういう言葉や、そのように自身の理想や常識を押し付けてくる人々によって僕は曲中、踊らされています。その相手は、僕に男を期待してキスをしてこようとする女性だったり、小さい頃いじめてきたクラスメイトだったりです。
1番は、自分を出せないことに心の中で嫌だとはいうものの、勇気が出ずに少し諦めている僕のこと。2番では、ぐれてしまった僕で自暴自棄になっています。ワルな友達の真似をして、遊び呆けることで、小さい頃にいじめられていたことや自分の問題から目を背けようとします。
でもラストのサビでは、勇気を出して自分が自分でいられるような生き方になります。
歌詞の中でいくつか一人称が出てくると思うのですが、周りからの理想像=君、どうあるべきか悩んでいる自分=僕、本当の自分=私になっています。全て主人公のことです。
この曲が、性別に関してだけでなくて、周りに押し付けられている理想像や常識に囚われて生きづらい人に届けばいいなと思います。
でも、見聞きしたひとが物語に入って自分と重ねて共感するというより、客観的に見ているのに曲の方が彼らに知らぬうちに溶け込めたら、直接的に心は変えられなくても、いいなと思っています。

関連ワード

web:172.30.1.100