金木和也、ミニアルバムシリーズ『LUCKY』『最終兵器』に続く第3弾『大人』をリリース
奇術的メロディメーカー・金木 和也が 3rd mini album『大人』をリリースした。
過去2作のポップなイメージとはガラッと変わり、バンドサウンドを前面に押し出し、リード曲となる「がらんどう」は、ギターに亀本寛貴(GLIM SPANKY)、ベースにOKP-STAR(Aqua Timez)、ドラムに刄田綴色を迎え、パワフルかつ疾走感のあるロックナンバーに仕上がっている。
本作について金木は「10代が“大人”を歌おうとすると、背伸びしたり、反抗的になったりするように思います。40代や50代だと、すごく落ち着いた“大人”像になるんでしょうし。僕はいま24歳なので、一応“大人”ですけど、大人としてはすごく中途半端な年齢だと思うんですよ。だから、そんな年齢の僕にとっての“大人”を表現したいと思いました。」と語っている。
リード曲「がらんどう」は、若い世代の葛藤や空洞感を表現したロックナンバー。金木は「前からライブでは演奏していた曲で、僕の世代が抱いている空虚感みたいなものがテーマになっています。この曲に引っ張られるようにして、アルバム『大人』全体ができ上がりました。」と話す。
ジャケットイラストは1stミニアルバム、2ndミニアルバムに続き、版画・切り絵などの作風でアートワークを手掛けるアーティスト笠井由雅子(Day Starter)が担当。デザインは、京都を拠点に活動するバンド・SATORIの内藤ちゃんが担当した。
「がらんどう」のミュージックビデオでは楽曲の世界観が浮遊する煙で表現されており、煙に歌詞やバンドメンバー※を実際にプロジェクターで投影するという斬新な手法で作られた。“ひとりなのにひとりじゃない”幻想的なミュージックビデオに仕上がっている。また金木本人がダンスに初挑戦したシーンも盛り込まれており、キレキレのステップは必見だ。ディレクションは、女性メンバーのみで構成される創作ユニット・ピンクじゃなくてもが担当した。